日本オーチス・エレベータ株式会社(代表取締役社長 ティボー・ルフェビュール、本社 東京都中央区、以下 日本オーチス)は、ロボット・プロバイダーであるFIG株式会社(代表取締役社長 村井 雄司、本社 大分県大分市、以下 FIG)と共同で、大分県庁での実証実験の一環として、既存のオーチス製Gen2(R) Prestige (ジェンツー・プレステージ) エレベーターとサービス・ロボットとの連携を実施しました。日本オーチスはエレベーターおよびエスカレーターの新設・据付・保守・改修を一貫して扱う世界的リーディングカンパニーオーチス・ワールドワイド・コーポレーション(NYSE:OTIS)の日本法人です。

大分県庁では、日々、庁内外から文書室に多くの郵便物や小包が届き、各部署から職員が受け取りに来ています。その搬送業務の効率化と省人化に向け、職員の代わりに搬送を可能にするFIGのロボットのテスト運用を実施しました。日本オーチスはFIGと協力し、ロボットがクラウド経由でエレベーターとやり取りすることが可能になるOtis Integrated Dispatch(TM) (オーチス・インテグレーテッド・ディスパッチ) 技術を使い、エレベーターとロボットを連携させました。それにより、ロボットは自律的にエレベーターを呼び、目的階へ行き、郵便物や小包を届けることが可能となりました。全てのフローにおいて、人が介在することなく自動化することが実現しました。また、セキュリティー対策として、ロボットには顔認証システムが搭載され、そのシステムに事前登録した人だけが、ロボットから郵便物や小包を取り出すことが可能になりました。

「日本では、高齢化が進み、出生率が低下して労働人口が減少しています。労働力不足に備え、効率を最大化するために、ビジネスや日常生活の一部を自動化やデジタル化する方向に進んでいます。オーチスは、世界で初めて乗客のための安全なエレベーターを販売して以来、170年以上に渡りエレベーター業界に革新をもたらし続けてきました。私たちは、エレベーターとシームレスに連携できる自律型サービス・ロボットなどのスマート・エレベーター・ソリューションとデジタル技術を駆使し、人々の生活や働き方を変える一助となるべく、お客様のために何が可能かを追求し続けます」と日本オーチス社長のティボー・ルフェビュールは述べます。

Otis Integrated Dispatch技術は、多くの自律型サービス・ロボットと連携できるように設計されたAPI (Application Programming Interface) です。このAPIにより、クラウド、又はローカル接続を介して、エレベーターとロボットのシームレスなインタフェイスを可能にし、また従来の配線で繋ぐ方法よりも柔軟で拡張性を高めることができます。Otis Integrated Dispatch技術は、エレベーター群、及びバンクレベルでも機能し、様々なプロバイダーが持つ異なったモデルのロボットに対しても、柔軟に対応することができます。ロボットが使用できる複数のエレベーターを用意することで、更に効率性とペースを高めることが可能になります。

下記のリンクから、大分県庁でロボットが郵便物や小包を搬送する様子を紹介するビデオ(60秒)をご覧いただけます。

https://youtu.be/zLTH52fvjxs


大分県庁、Otis Integrated Dispatch技術を活用したロボットによる搬送業務の実証実験を実施

日本オーチス 代表取締役社長 ティボー・ルフェビュール 

大分県庁舎で搬送するロボット

ロボットの顔認証システムを経て、荷物を取り出す職員

オーチス製品やサービスの詳細は、www.otis.com/ja/jp/ をご覧ください。

■オーチスについて

オーチスは、より高く、より速く、よりスマートな世界で、人々がつながり、豊かになる自由を提供します。オーチスは、エレベーターとエスカレーターの製造、据付、保守、改修を行う世界的リーディングカンパニーです。世界中で業界最多となる約230万台のエレベーターとエスカレーターをメンテナンスし、毎日約23億人がオーチスの製品を利用しています。世界各地の代表的な建築物に加え、居住・商業施設や交通施設など、「人の移動」が関わる様々な場所にオーチスの製品は設置されています。米国コネチカット州に本社を置き、約4.2万人のフィールドプロフェッショナルを含む7.1万人の社員を通じて、200を超える国と地域のお客様と利用者様の多様なニーズに応えています。詳しくは、www.otis.comをご参照ください。また、LinkedInInstagramFacebookでオーチスをフォローしてください。

配信元企業:日本オーチス・エレベータ株式会社

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