育児や家族との日々を漫画にし、SNSで発信しているもしゃもぅさん(@mosyamou)。なかでも、以前住んでいたアパートの大家さんとの交流を描いた「大家さんとハムソー」は、心があたたまる内容に読者からの反響が大きく、今年1月に電子書籍化された。

【漫画】本編を読む

ウォーカープラスではこの電子書籍から一部抜粋し、もしゃもぅさんのインタビューとともにご紹介。今回は大家さんの野菜の思い出。引っ越した当初はニコリともしない大家さんに「気難しそう…」と思っていたもしゃもぅさんだが、ある日庭で作った大根を持ってきてくれる。「えーッ!大家さんが作ったんですか!?すごい!」と喜ぶと、それからたびたび自家製の野菜が届くように。

■大家さんの自家製野菜がいつしか楽しみに

気難しい印象だった大家さんだが、野菜を届けてくれるようになったのには何かきっかけがあったのだろうか。

「特に何も前触れなく、突然でした(笑)。でも会えば挨拶は必ずしていたので、『持って行っても大丈夫そう』と思ってもらえたのかもしれません」

大家さんの自家製野菜の味についても聞いてみた。

「もちろんおいしかったですー!『不恰好で恥ずかしいけど…』とよくおもしろい形のお野菜をくださいましたが、味もおもしろい形も大好きでした。ハムソー(息子)の食育にもなったと思います」

しゃもぅさんと旦那さんは、大家さんの野菜が届くのがいつしか楽しみになっていたのだろうか。

「そうでした、そうでした(笑)。『こういう料理にして食べた』『ハムソーがたくさん食べた』など、いただいたお野菜について大家さんとお話しするのも楽しみでした」

交流を重ねるうちにいつしか大家さんへの苦手意識も消えていたもしゃもぅさん。のちに息子のハムソー君が誕生してからは、さらに大切な思い出が増えていく。読めば優しい気持ちになれる表題のエピソードやSNSで好評だった家族の話、ほかでは読めない描き下ろしも多数収録した電子書籍「大家さんとハムソー」は、各電子ストアにて配信中。

取材・文=石川知京

「大家さんとハムソー」より