カレンダーシェアアプリ「TimeTree」(iOS、Android)を運営するTimeTree(東京都新宿区)は4月9日、企業が発信するカレンダーと連携する「公開カレンダー」の正式版をリリースした。イベントやセールの予定、スポーツチームの試合日程などをユーザーが活用できるようにする。

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 アプリ内に公開カレンダーの一覧ページを設ける。ユーザーは、気になる公開カレンダーをフォローするだけで自分のカレンダーリストに追加、活用できる。

 TimeTreeは、公開カレンダーを企業向けにイベント情報の発信プラットフォームとして広く提供する考え。当初は楽天市場、Abemaサッカー、芸術新潮などが参画しており、今後もエンタメやスポーツ、小売、行政など業界を問わず参加を募る方針だ。

 TimeTreeの深川秦斗社長は、「情報があふれかえる昨今、イベント情報をSNSで発信してもあっという間に流れてしまい、情報を求める人の記憶には残らない」と指摘。「イベント情報が最適な形で流通するプラットフォームを目指し、サービスをアップデートしていく」とした。

 TimeTreeは、家族や友人とシェアできるカレンダー形式のスケジュール管理アプリ。予定を作ると共有中の相手にも通知され、カレンダーに予定が記入される。2015年にサービスを開始し、23年9月には登録ユーザーが5000万人(全世界)を超えた。

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