ドイツメディアの『スカイジャーマニー』は9日、スポルティングを率いるルベン・アモリム監督が来季からリヴァプールの監督に就任することで口頭合意に達したと報じた。

 リヴァプールは、今年1月にユルゲン・クロップ監督が今季限りで退任することを発表。2015年10月の監督就任以降、長期政権を築いてきたドイツ指揮官との別れが数カ月後に迫っており、新指揮官探しに着手していた。

 複数候補者が挙がるなか、レヴァークーゼンを率い現在ブンデスリーガで首位を独走しているシャビ・アロンソ監督が“本命”と目されていたが、3月末に来季もレヴァークーゼンに残ることを宣言。現役時代に在籍した“古巣”リヴァプールに、来季指揮官として凱旋する可能性は消滅していた。

 その後、リヴァプールは、日本代表MF守田英正指揮官としても知られているスポルティングの“知将”ルベン・アモリム監督(39)の招へいに舵を切ったとされ、スポルティングも同監督の後任にバイエルンコーチを務めるアンソニー・バリー氏をリストアップしたとの報道がなされていた。

 一方のアモリム監督は、加熱する自身の去就報道に苛立ちを示しつつ、スポルティングを率いることに専念することを説明していたが、正式契約のための条件を詰める必要があるものの、リヴァプールとの間で口頭合意に達したとのこと。なお、交渉がまとまった場合、アモリム監督とリヴァプールの契約期間は3年間になる見込みだという。

リヴァプールと口頭合意したと報じられたルベン・アモリム監督 [写真]=Getty Images