パリ・サンジェルマン(PSG)がバルセロナスペイン代表MFガビ(19)の獲得を狙っているという。フランス『レキップ』が伝えた。

ガビは、バルセロナカンテラ育ちで2021年7月にファーストチームに昇格。しかし、あまり多くの出場時間をもらえないでいたが、スペイン代表を当時率いていたルイス・エンリケ監督はその才能に目をつけ招集。代表での活躍を受け、バルセロナでもポジションを掴んでいった。

新たなカンテラーノの逸材として注目され、チームの中心としても期待されていたガビだったが、昨年11月にヒザの前十字じん帯を断裂。シーズン終了が確定し、復帰に向けてリハビリ中だ。

そんなガビを狙うのがPSG。昨夏もナセル・アル・ケライフィ会長とルイス・カンポス氏の間で注目された中、バルセロナとの2026年夏までの契約がネックとなり獲得には至らなかった。

しかし、チームを指揮するルイス・エンリケ監督はガビの才能を見出した張本人。クラブの新たな中心選手が欲しいと考える中、改めてガビを狙っていくという。

個人間の合意も当然必要な状況ではあるが、最大のネックはバルセロナが設定している法外な契約解除金。その金額は10億ユーロ(約1650億円)であり、1人の選手に払う金額ではない。

ただ、あと2年で契約が切れることから、来夏には売りに出される可能性もある。当然バルセロナは引き留めにかかるはずだが、チャンスがまだあるとPSGは考えているという。

近年は多くの選手をバルセロナから獲得しており、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシやブラジル代表FWネイマールなど、困難と思われた選手も手にしてきた。果たしてガビもフランスに行くことになるのか、動向が注目される。

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