山梨県長崎幸太郎知事は、ベトナム社会主義共和国のチュオン・ティ・マイ越日友好議員連盟会長およびヴ・ダイ・タン クアンビン省共産党委員会書記と令和6年4月2日(火)、ホテルニューオータニ東京(東京都千代田区紀尾井町4-1)で会談しました。
長崎知事は、山梨県が昨年9月にベトナムのクアンビン省と姉妹友好県省を締結したことを会長に報告。あわせて、山梨県が取り組むグリーントランスフォーメーション(GX)分野の「グリーン水素製造システム」、人材分野の「ベトナムの人材の受入環境づくり」、農業分野の「農業技術の知見共有」の主要3テーマについて説明し、意見交換を行いました。
山梨県はクアンビン省との姉妹友好県省の締結などベトナムとの友好活動を拡大、活性化しています。

  • 会談参加者

ベトナム政府】

・チュオン・ティ・マイ 越日友好議員連盟会長

・レー・ホアイ・チュン ベトナム共産党中央対外委員長

・ヴ・ダイ・タン クアンビン省共産党委員会書記

・ファム・クアン・ヒエウ 駐日ベトナム大使     ほか

山梨県

・長崎 幸太郎 知事

・石寺 淳一  知事政策局長 ほか

  • 会談テーマ

1.グリーントランスフォーメーション(GX)

2.人材受入

3.農業

  • 長崎知事による説明

1.グリーントランスフォーメーション(GX)

 クアンビン省と進めているグリーン水素製造システム(P2Gシステム)について、専門家間の交流を深め、具 体的なプロジェクトに結び付くよう努力する。ベトナム政府側の支援を望む。

2.人材受入

 山梨県が「第2のふるさと」と思ってもらえるようベトナム人材の受入環境を整える。現在、県内のベトナム労働者に対し、母国に残している親族向けの医療保険を提供する仕組みを検討している。これは日本で本県が初めての試みとなる。

3.農業

 本県のデータ農業をはじめとした最先端農業をベトナムとともに発展させていきたい。本県のブドウをクアンビン省へ技術移転できないか研究を進めたい。

  • マイ会長コメント

 昨年は日越外交関係樹立50周年という節目の中、クアンビン省との姉妹友好県省の締結など日越交流における山梨県の貢献に感謝。

1.グリーントランスフォーメーション(GX)

 山梨県が水素の専門家をクアンビン省へ昨年11月に派遣してくれたことについて感謝。今後、クアンビン省がベトナムで先導的な役割を果たせるよう引き続きの支援をお願いする。

2.人材受入

 山梨県の取り組みを評価する。親族向けの医療保険の仕組みが日本全国へ広がれば喜ばしい。人材の受入、更なる拡大に向けた支援を望む。

3.農業

 山梨県が有する最先端の農業技術の知見共有をお願いしたい。

 ベトナムにとって日本は重要なパートナーであり、山梨県とクアンビン省との交流も重要視している。両県省は世界遺産を有しており、知見の共有が行われれば喜ばしい。今年中にクアンビン省の実務者を山梨県に派遣する。

 青少年交流など国民間の交流は重要。山梨県在住のベトナム人コミュニティ形成についても支援をお願いしたい。

配信元企業:山梨県

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