チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、アーセナルvsバイエルンが9日に行われ、2-2で引き分けた。アーセナルのDF冨安健洋はベンチ入りも出場しなかった。

ラウンド16でのポルト戦をPK戦の末に勝ち上がり、14季ぶりとなるベスト8に進出したアーセナルは、プレミアリーグで首位に浮上した中、ハヴァーツ、マルティネッリ、サカの3トップで臨んだ。

一方、ラウンド16でラツィオ相手に逆転突破で5季連続ベスト8に進出したバイエルンは、ブンデスリーガで連敗を喫して12連覇が絶望的となった中、ケインを最前線に、2列目に右からサネ、ムシアラ、ニャブリを据えた。


ハイプレスをかける入りとなったアーセナルは7分にマルティネッリのミドルで牽制すると、12に先制した。ホワイトのパスをボックス右で受けたサカがコントロールシュートをゴール左へ流し込んだ。

さらに16分には追加点の絶好機。ハヴァーツのラストパスをボックス右で受けたホワイトがGKノイアー強襲のシュートを浴びせた。

最高の入りを見せていたアーセナルだったが、18分にミスからワンチャンスで同点とされる。ガブリエウがGKラヤ、キヴィオルとの連係が合わずボールを失ってショートカウンターを受けると、ゴレツカのスルーパスからニャブリに恩返し弾を決められた。

同点後もアーセナルが押し込む流れに変わりはなかったものの、序盤の勢いを失うと、30分に逆転される。ドリブルで持ち上がったサネがボックス内へ侵入し、サリバに倒された。このPKをケインが決めた。

ハーフタイムにかけては完全に流れを失ったアーセナルが好機を作れず、バイエルンが2-1とリードして前半を終えた。

迎えた後半、ジンチェンコを投入して圧力を強め直したアーセナルが押し込む流れとするも、なかなかシュートに持ち込めずにいると、65分にニャブリがカウンターからシュート、69分にはケインがミドルシュートを放ってバイエルンが牽制していく。

主導権を握りきれないアーセナルは67分にガブリエウ・ジェズスとトロサールを投入。すると76分、この2人が同点弾をこじ開ける。ジェズスがボックス内でタメを作って横パス。トロサールがシュートを決めきった。

終盤にかけてもアーセナルが押し込んだ中、90分にバイエルンに決定機。ムシアラの左クロスに合わせたコマンのシュートがポストに直撃した。

結局、2-2で譲らずドロー。来週行われる2ndレグに決着が委ねられることになった。

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