写真はイメージです。(以下同じ)



子どもができると、同じ保育園・幼稚園・小学校などにママ友ができるもの。


しかし、嫉妬で嫌がらせをされるといったトラブルも少なくありません。


本記事では、ママ友との関係で嫌なことがあり、ストレスを感じた女性から赤裸々なエピソードを伺いました。


◆公園で仲良くなった同級生の娘がいるママ
東京都に住む美月さん(仮名・32歳/主婦)は、夫(35歳/会社員)、娘(3歳)、息子(2歳)の4人家族です。


美月さんは、娘が2歳のころに、家の近くの公園へ連れていくことが多かったそう。その時、美月さんは娘と同じ年の女の子がいる1人のママ友と仲良くなりました。


ママ友は、見た目の雰囲気はどこかVERY妻風で、髪の毛はいつもきっちりカールされていて、ファッションも小奇麗な女性でした。


一見華やかそうな風貌には見えていたのですが、「実はこのアクセサリー、ハイブランドっぽいデザインと似たものを通販で購入したの」、「これ、イミテーション(※模倣のこと)パールなの」と、おどけた表情で言うことも多く、そんな彼女へ親近感を抱くことも確かにあったと、美月さんは語ります。


ただ、美月さんはそのママ友と会う度に、いつも「旅行にいった」だの、夫と「〇〇(地元では高級なレストラン)で、一緒にディナーをした」などの自慢話を聞かされ、ややウンザリすることも少なくありませんでした。


その一方で、どこか豊かな感じの彼女と仲良くなっておくと、もしかしたらいいことがあるのでは……という思いもあり、多少のイライラを我慢していたそうです。


◆入園式のファッションについて相談し合った結果
やがて子ども同士が同じ幼稚園に一緒に行くことに。入園式に何を着ていくかについて、話し合うことになったそうです。


ママ友からは「入園式、何を着ていこうと思っていますか?ワンピースだと浮くかしら?やっぱり、スーツにした方がきっちり感出るかしら?私は、スーツにしようと思っていますが……。〇〇ちゃん(美月さんの娘の名前)のお母さんは、入園式の服どうしますか?」と話をしてきたとか。


正直、美月さんは自分の服なんて何も考えておらず、子どもの準備で頭がいっぱいでした。ただ、そのママ友から入園式のファッションについて話をされ、「入園式は、スーツにした方がいいのかも?」と感じ、スーツにすることに決めたそうです。


美月さんの家には自分のスーツがなかったのですが、他でスーツなど着ることもなかったので「入園式で着るだけだから、安いものでいいかな」と思い、イオン系のお店でお値打ちなスーツを購入したと、美月さんは語ります。


◆まさかの服装で登場



そして娘の入園式。なんと、そのママ友は美しい着物を着てきたのでした。その着物は、鮮やかな模様が描かれている美しい着物。ハッと目を見張るものがありました。


ママ友は、美月さんに対して「本当は着物なんて着たくなかったけど、母がどうしても着た方がいいというから、結婚する前に母から譲り受けた着物を着ることにしたの」と、はにかんだで答えたそうです。


そもそも入園式には、ワンピースの人が多く、スーツ姿の人は数人ほど。スーツ姿の人であっても、胸元にコサージュや真珠のブローチをつけている、またはエルメス、FENDIのピーカブーなど、ハイブランドのバッグを所持している人も少なくありませんでした。


美月さんは、安価なスーツに真珠のネックレスをつけただけ、バッグも冠婚葬祭用の地味なバッグを西松屋で購入したものでした。美月さんは、周囲と比べてかなり地味に感じてしまったそうです。


◆今までのモヤモヤが確信に
思い起こせば、ママ友が「スーツがいい」というから、わざわざスーツを購入したのに。こんなことならお互いに「何を着ていくか」について話し合いなんてするんじゃなかったと後悔したとのこと。


ママ友も、もしかしたら美月さんに話をしたようにスーツ姿で行くつもりだったのかもしれませんが、結局式典では着物を選んだので、美月さんからすれば「裏切られた」と感じてしまったのかもしれません


そもそもママ友同士で相談したりしても、必ずしもその話し合いで決めたこと、話したことを実際に行うとは限りません。その時の状況次第で変わることもあるので、あまり相手の話を信じすぎないことも大切と言えるのかもしれませんね。


<文/みくまゆたん>


【みくまゆたん】フリーライター兼占い師。数々の婚活経験を元に、大手メディアや出版社などで恋愛、婚活、占いコラムなどを執筆中。
Twitter:@mikumayutan



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