過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが、自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティー「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(毎月第1~3金曜夜9:00-9:30 第4金曜テレビ朝日地上波放送終了後/ABEMA SPECIALチャンネル)の、現在のお笑い界が大きな問題を抱えていると訴える鬼越トマホークが登壇した、4月5日配信回では、お笑い研究部の最新作「2024年お笑い界が抱える2大問題を考える」を公開した。

【写真】「いよいよやばいなと思ってきた」とあせりをにじませる平成ノブシコブシの吉村崇

当企画では、現在のお笑い界が大きな問題を抱えていると訴える鬼越トマホークが、「大学お笑い出身芸人が勢力を拡大させている」と主張し、生徒役に慶応義塾大学出身のストレッチーズ、乃木坂46元メンバーでタレントの高山一実を迎え、高卒芸人である鬼越トマホークの坂井良多と金ちゃんが、大学お笑いサークル出身の芸人について持論を展開した。

■「大学お笑い出身芸人が勢力を拡大させている」

昨今の大学お笑い出身芸人たちの活躍に「由々しき事態なのに誰も声をあげない。ここ数年、大学お笑いサークル出身の芸人が急増している。さらに賞レースで結果を残しまくっているせいで、その勢力は拡大して、大学お笑いがブランド化している」と危機感をつのらせた坂井。さらに、自分たちから見ると大学お笑い出身芸人は「大金払って大学まで行かせてもらったのに、ろくに就職もしない親不孝野郎」と暴論を吐き、ストレッチーズはたまらず「言い過ぎですって」と苦笑する。

また、ひと昔前の芸人は「就職したくない中卒、高卒の最後の逃げ場」だったとし、ストレッチーズに向け、「慶應出たら、どんな職業にも就けるじゃん。芸人は芸人しかできない人間がやること。いくつか選択肢あるなかでお笑いをやっちゃってる。ビジネスでお笑いやっちゃってる」と毒づく坂井に対し、ストレッチーズは「あんまり変わらないですよ。就職したくない、モテたい、金欲しいって理由で、4年かかっただけ。大学の4年間分なやんでただけです」「たまたま頭が良かったから慶應に入っただけで、お笑いが好きなんです」と反論するが、坂井は「本気で論破しようとすると、高卒芸人は分が悪いんだよ」「だから、この勝負は挑まないよ」と議論を拒否するという、坂井のまさかの言い分に笑いが起こるなか、「俺は大学お笑いとは同じ土俵に立たないよ。そのために芸能界入ったんだもん。お前らが俺らの遊び場に勝手に足を踏み入れてる」と続けた坂井に、ハライチの澤部佑は「みっともない」「そこは汚いんだよ」とツッコミを入れていた。

■番組後半

そして番組後半、鬼越トマホークは昨年末には高卒芸人にトドメをさす出来事があったと言う。この出来事によって「大学お笑いがおもしろいということを証明してしまったので、我々、高卒お笑いはピンチ」ともらした金ちゃんに、高卒芸人の平成ノブシコブシの吉村崇は「去年はみんな平場も仕上がってた。いよいよやばいなと思ってきた。だから早めにつぶさないとだめなんだよ」「俺らの食い扶持がなくなる」とあせりをにじませ、笑いを誘っていた。

加えて、番組内では、鬼越トマホークが独断と偏見でランキングした“大学出身でも鼻につかない大学ベスト3”や、“高卒芸人がピンチになるさらにやばい問題”についても毒舌全開の鬼越トマホークに、大卒芸人たちもたじたじとなっていた。

鬼越トマホークが登壇した「しくじり先生 俺みたいになるな!!」/(C)AbemaTV,Inc.