市原隼人主演の「おいしい給食」シリーズ、劇場版第3弾となる「おいしい給食 Road to イカメシ」が5月24日(金)より公開。このたび、本作に白根澤仁役で登場する六平直政の誕生日を記念して、六平の姿を捕らえた新たな場面写真が解禁された。また、市原と六平からのコメントも到着。

【写真】撮影現場の和気あいあいとした空気が伝わる…出演者らのニコニコ写真

■「おいしい給食」シリーズとは

2019年より放送され、ドラマ、劇場版とシリーズを重ねた「おいしい給食」シリーズは、1980年代の中学校を舞台に、「給食」というほぼ全国民が体験した「食」をテーマに描く“笑って泣ける学園食育エンターテインメント”。

給食のために学校に来ていると言っても過言ではない“給食マニア”の中学教師・甘利田(市原)は、「劇場版 おいしい給食 卒業」(2022年)のラストで、北海道・函館への転勤が決まった。

2023年10月期に放送されたシリーズ5作品目「おいしい給食 season3」では、函館の忍川中学に転勤して1年が経ち、大好きな給食を堪能するとともに、新たなライバル生徒・粒来ケン(田澤泰粋)と“給食バトル”を繰り広げる甘利田(市原)の姿が描かれた。

劇場版には、北の地・函館に赴任しても己の給食道を追及する甘利田を演じる市原、教師歴半年&帰国子女の英語教師・比留川愛を演じる大原優乃の他、甘利田の新たな食のライバルになる男子生徒・粒来役の田澤、甘利田の同僚・木戸四郎役の栄信、PTAの幹部にして水産加工会社を経営する完食推進派の白根澤仁役の六平、甘利田をからかうのが楽しみな給食配膳員・牧野文枝役のいとうまい子、駄菓子屋の店主・サキ役の高畑淳子、甘利田が勤務する忍川中学校の校長・坂爪勲役の小堺一機が出演。

そして、新たに等々力町長を演じる石黒賢が加わり、劇場版では甘利田と彼を取り巻く人々がどのように関わり物語が展開していくのか期待が高まっている。

市原隼人「人間じゃない(笑)」

このたび、市原演じる甘利田にちょっかいを出し、何かと絡んでくる白根澤仁を演じる六平が4月10日に誕生日を迎えたことを記念し、六平の姿を捕らえた新たな場面写真が解禁。

給食完食を推進している等々力町長押しの白根澤が、等々力町長の演説に甘利田を呼ぼうとするシーンや、マイペースに演説現場に来ちゃったケンをいぶかしげに見る姿、職員室で等々力町長を教師たちにすすめる姿や、飲み会の席でご立腹な顔で甘利田と愛先生をにらむ姿を映したシーンが披露された。

撮影現場は、六平がいるだけでさらに明るい雰囲気になっていたようで、綾部真弥監督は「六平さんの演技は、インパクトが強すぎるので、1シーンで全部持っていくような演技で破壊力が半端ない」と、モニターを観ながら笑いをこらえるのに必死だったと語る。

本作に初めて参加した六平は、「甘利田先生は、怪物で正義感が強く最高です」と明かし、「

市原さんと一緒に芝居をするのは、三池(崇史)組の『神様のパズル』(2008)という作品で、今回16年ぶり。『おいしい給食』で彼と一緒に演技をするのは楽しかったし、彼が演じる甘利田先生のキャラクターの面白さ、芝居の面白さに毎日大笑いして見ていました」と撮影を楽しんだ模様。

撮影を共にした市原も六平の演技をそばで見るたびに、六平の瞬発的に繰り出される数々の演技に、演技をしていても笑いを堪えられなかったようで、「笑っちゃった」と自分から笑ってはいけないシーンで笑ってしまったとこぼしてしまうほど。

また、六平と一緒に演技をするとあるシーンをモニターで見た市原は「PTAの人なのに…。人間じゃない(笑)。すごすぎる、六平さん」と笑いだしてしまい、撮影を重ねるたびに楽しさが増す貴重な撮影時間だったようだ。

甘利田(市原隼人)に絡みつく白根澤(六平直政)/(C)2024「おいしい給食」製作委員会