THE RAMPAGE from EXILE TRIBE・長谷川慎と古屋呂敏がW主演を務めるドラマイズム「恋をするなら二度目が上等」(毎週火曜夜1:28-1:58ほか、TBSほか)の最終話4月9日に放送された。宮田(長谷川)と崇(古屋)が2人で生きていく決断をし、キスを交わす様子が描かれ、感動が胸にこみ上げた。SNSでも「ラストにジーンときた」「尊すぎてお似合い過ぎるカップル」と視聴者のコメントが寄せられた。(以下、作品のネタバレを含みます)

【写真】落ち込み、思いふける宮田(長谷川慎)

■「恋をするなら二度目が上等」とは

同作は、2018年から2022年まで「Chara Selection」(徳間書店)で連載された木下けい子の同名漫画を原作にした、売れっ子の大学准教授と出版社編集者による“再会ラブストーリー”。初恋相手に十数年ぶりに再会した、素直になれないアラサー男子の現実味あふれる“オトナの恋模様”を描く。

ビジネス誌の編集者で現実思考な30歳・宮田晃啓役を長谷川、売れっ子の大学准教授・岩永崇役を古屋が演じる他、岩永の助手・白石優人役に高松アロハ、宮田の恋人・福田あこ役に永瀬莉子、宮田に近づく謎めいた男・椙本恭介役に白石隼也が配役されている。

オープニング主題歌は、Melの「コヨイノウタ」。同楽曲は、Melにとって初めてのタイアップ作品で、大人になることでつい慎重になってしまいがちな恋愛の“どこか曖昧な空気感や不安定な距離感”を落とし込んだ楽曲。

エンディング主題歌は、作詞・作曲からダンスの振り付けまでを手掛け、日本語・英語のバイリンガルを武器に挑戦し続けるグローバルアーティスト・Ayumu Imazuの「BANDAGE」。Imazu自身の「絆創膏を剥がすのを遅らせるほど、剥がす時に痛みが増す」という経験から、“バンデージ(絆創膏)”をテーマに、”言いたいことや気持ちはすぐに伝えたい”というメッセージが込められた楽曲となっている。

■駆け引きだらけの恋を繰り広げる宮田と崇

ビジネス誌・編集者の宮田が、新しいコラムの依頼で大学准教授の崇の元を訪れると、それは高校時代に別れた“初恋相手”だった。とびきりの美形、名家生まれのお金持ち、ものすごい秀才と、何拍子もそろった崇に、宮田は高校時代夢中で恋をしていた。

そんな黒歴史=過去を封印し、結婚を考える彼女・あこもできた宮田は、崇には「絶対に振り回されない!」と心に誓うが、崇はいろいろな口実をつけて宮田に接近。しかも、崇が助手の白石とも関係を持ったと聞いてしまう。そして、酒に酔った宮田が目を覚ますと、そこは崇の家だった。高校時代の恋人同士だった二人が十数年の時を経て、准教授と編集者として出会ったことで、駆け引きだらけで素直になれない“オーバー30男子”の恋が動き出す。

副編集長に昇進した宮田は、崇にレストランでお祝いをしてもらい、99本のバラの花束とともに合鍵をプレゼントされる。崇の粋な計らいがうれしい反面、好きという気持ちだけで突っ走り、昔のような思いをしたら…と、二度目の恋の進め方に悩む。

互いに距離を置くことにした宮田と崇。宮田は、「別れたほうがいい」と思ってもいないことをなぜ言ってしまったのかと後悔していた。ふとした拍子に崇のことばかり考えてしまい仕事が手につかない宮田は、崇の家に向かうが、静まり返った部屋にその姿はなかった。

■宮田「ついてきますよ、ずっと、一生、どこまでも」

宮田の元に白石から連絡が入り、崇が山梨の実家にいることを知る。宮田は崇の実家に行って崇の母に会い、崇と共にこれからは2人で生きていくことを話す。

河原に寝転ぶ2人。宮田は「先輩、俺、ずっとそばにいますからね。愛してます」と話し、高校の時から愛していたことを告げてキスをする。崇が「ねぇ、宮田くん、これから遠くに行っちゃおうか」といたずらめいた顔で言うと、宮田は「東京に戻るだけですよ」と言って2人は熱いキスを交わす。

ホームで電車を待ちながら、宮田が「ついてきますよ、ずっと、一生、どこまでも」と言うと、崇も満足そうに笑って答えるのだった。

あらがいながらもどうしようもなく引かれ合う宮田と崇が共に生きる決断をする姿を見ると、感動が胸にこみ上げた。SNSでも「ラストにジーンときた」「尊すぎてお似合い過ぎるカップル」「堪らなく萌えキュンで尊かった」と視聴者のコメントが寄せられた。

◆構成・文=牧島史佳

※高松アロハの「高」は、正しくは「はしご高」

宮田(長谷川慎)が崇(古屋呂敏)の実家を訪れる/(C)「恋をするなら二度目が上等」製作委員会・MBS