チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグのアーセナルvsバイエルン。PKを巡る判定が話題を呼んでいる。

9日に行われたアーセナルvsバイエルン。試合は2-2のドローに終わった。

プレミアリーグで首位に立つアーセナルと、ブンデスリーガ12連覇が厳しくなったバイエルンの一戦。CLのノックアウトステージでの対戦は、全てバイエルンに軍配が上がっている中、14年ぶりのベスト4入りを目指すアーセナルがペースを握る。

ブカヨ・サカのゴールでアーセナルが先制も、セルジュ・ニャブリのゴール、ハリー・ケインのPKでバイエルンが逆転。しかし、アーセナルもレアンドロ・トロサールのゴールで2-2とした。

そのまま試合が終わると思われた中、アディショナルタイム5分にアーセナルビッグチャンス。サカがボックス内で切り返すと、前に出ていたGKマヌエル・ノイアーと接触。しかし、これはノーファウルとなり、2-2で終わっていた。

当然、サカはこの判定に怒り。ミケル・アルテタ監督も試合後に「判定は下されたことだ。自分たちでコントロールできる他の部分に集中しなければならない」と、不満を示しながらも受け入れるとした。

そんな中、『TNT Sports』で解説を務めていた元イングランド代表DFのリオ・ファーディナンド氏はPKだと主張した。

マヌエル・ノイアーは足を出したままだ。これはPKでなければならない」

「VARは主審に見てもらう必要があった。このような試合では、とても大きなジャッジだ。たくさんのことがある」

ノイアーが退ける気がなく、オブストラクションになると主張するファーディナンド氏。アーセナルOBで元イングランド代表DFのマーティン・キーオン氏も「彼がそのPKを与えなかったことは、とても憂慮すべきことだと思う」と語った。

なお、この試合では、バイエルン側にもPKがあるべきだという声も。67分にアーセナルがゴールキックを得ると、GKダビド・ラヤが蹴ったボールをDFガブリエウ・マガリャンイスが手で拾い、ボールをセット。そのまま再開していた。

バイエルンのトーマス・トゥヘル監督は「100%得るべきPKがあった」と語り、「審判については平均以下だった」と主審を糾弾。どちらのチームにとっても、不満の残るジャッジが多かったようだ。


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