M&Aの対象となりづらい地域産業等の後継者課題を自治体等と連携して解決する事業承継版・空き家バンク=「ニホン継業バンク https://keigyo.jp/ 」を運営するココホレジャパン株式会社(代表取締役:浅井克俊、所在地:岡山県岡山市)は、地域で継業支援に取り組む民間のプレイヤーに対し、継業バンクのソリューションとノウハウを提供し、地域での継業事業の立ち上げを支援する「継業サポーター」のプログラム提供を開始しました。第1弾として、富山県南砺市で継業支援に取り組んでいるケイギョーラボ(代表:遠藤あずさ、所在地:富山県南砺市)とパートナシップを結び、「富山県南砺市継業バンク」を開設しました。

2024年4月10日に、「富山県南砺市継業バンク」を開設し、五箇山和紙の後継者募集記事を公開しました。

富山県南砺市継業バンク

https://keigyo.jp/city/nanto-toyama/

▼募集記事 「1200年以上続く和紙の産地・五箇山で、栽培から生産まで一貫して行う「悠久紙」の紙漉き職人を募集」

https://keigyo.jp/successor/nanto0001/

  • 「継業サポーター」プログラム提供開始の背景

日本の中小事業の経営者の約6割が70代以上となり、その約半数の127万者が後継者未定であることから、自然廃業が相次ぐことが予想される「大廃業時代」を2025年に控える中、地域の魅力を支える小規模事業の廃業が懸念されています。ココホレジャパン(株)は、自治体等と連携し、継業支援サービス「ニホン継業バンク」と、「残したい仕事」を起点とした交流・関係人口創出と継業支援の拠点「継業サポートセンター」を設置した総合的な事業承継支援に取り組んでいます。

地域での継業・事業承継支援を加速するため、継業・事業承継支援に取り組む民間のプレイヤーに対し、継業・事業承継のノウハウとソリューションを提供する「継業サポーター」のプログラムを開始しました。

「継業サポーター」に対しては、継業バンクのソリューションと運営ノウハウを提供し、地域での継業支援事業の立ち上げに伴走します。「継業サポーター」は、市町村に1団体を原則とします(1団体が複数の市町村を担当することは可能)。

「継業サポーター」の役割

▼「継業サポートセンター」について

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000049993.html

  • 「継業サポーター」について

▼対象

継業支援に取り組んでいる、または今後取り組む予定の民間団体

▼継業サポーターができること

・継業マッチング・プラットフォーム(⚪︎⚪︎市・町・村継業バンク)の開設・運営

・継業(事業承継)支援の事業化

▼提供するもの

・継業バンクのソリューション提供(⚪︎⚪︎市・町・村継業バンク サポーター専門アカウント)

・継業(事業承継)支援のノウハウ提供

・「継業」および「継業バンク」の商標利用権

・後継者募集記事の作成支援

・継業(事業承継)支援の事業化支援

▼詳しくはこちら

https://keigyo.jp/supporter/

  • ケイギョーラボについて

富山県南砺市から委託を受け、2022年3月から南砺市を拠点に後継者不在の事業者と引き継ぎ希望者とのマッチングを目的に、後継者を募集する事業者の発掘、マッチング、フォローアップを行っています。

「事業を継続したいが後継者がいない」「事業承継に関してどこに相談すればいいのか分からない」など事業承継に係るさまざまな問題を解決する支援を行っています。

2023年4月には、南砺市井波地区において彫刻刀やのみなどの道具類を扱う専門店「匠雲堂(しょううんどう)」の後継者候補が決まりました。

左から匠雲堂の岡田榮吉社長、ケイギョーラボ代表の遠藤あずさ氏、後継者候補の村上弘樹氏

▼活動内容

・なりわい調査・取材

・後継者不在事業主 × 引き継ぎ希望者のマッチング(継業支援)

▼URL

https://www.keigyolabo.com/

  • ケイギョーラボ 代表 遠藤あずさ氏 コメント

地域に愛され、必要とされている『なりわい』を守りたい――。その一心でケイギョーラボは発足しましたが、手探りで支援を進めるなか模範にしたのが「継業バンク」でした。地方では、家族で運営しているような小さな店舗が地域の大きな役割を担っています。このような『なりわい』をつなぐためには、M&Aではなく、事業主の継続への想いや後継者に求める資質、地域の役割を汲み取った心からの支援が必要となります。今回のパートナーシップを機に、継業支援の様々な知見を得て、事業主の信頼向上やより良いマッチングを目指していきたいです。

  • ココホレジャパン株式会社 代表取締役 浅井克俊 コメント

富山県南砺市で独自に、そして誠実に、継業支援に取り組んできたケイギョーラボと、地域の小規模事業の後継者課題に取り組む仲間としてパートナーシップを持てたことを大変うれしく思います。ケイギョーラボの地域に寄り添った継業支援活動と、ニホン継業バンクのソリューションとノウハウを持ち寄ることで、M&Aとは異なる、あたたかい継業支援を一緒に行っていきたいと思います。

  • ココホレジャパンの継業支援

基礎自治体等と連携し、M&Aでは承継の機会が与えられない地域産業の本質的な価値を伝え、継ぎ手を探す「事業承継版・空き家バンク=継業バンク」。基礎自治体単位で継業支援サービスを提供し、地域との協働により「仲介手数料無料」「高齢者へのオフライン対応」 「事業譲渡以外の多様な承継の選択肢」を実装。「継業サポートセンター」を設置した包括的な継業支援・残したい仕事を起点とした地方創生事業にも取り組みながら地域ぐるみで極小規模事業を承継するエコシステムを構築しています。2020年のサービス開始から、30市町村以上の事業承継支援に伴走しています。

ニホン継業バンクhttps://keigyo.jp/

  • ココホレジャパン株式会社について

瀬戸内海地域を拠点にし、地方創生、SDGs領域に専門性を持つ「全員が移住者」のコンテンツ制作プロダクション。岡山を代表する魚「ままかり」をアンチョビ風にアレンジした「ままチョビ」の商品化、施設に玉ねぎクレーンゲームを設置するなどした淡路島のタウンプロモーション「おっタマげ!淡路島」など、地域ならではのユニークなプロモーションを企画・展開。「ままチョビ」事業の譲渡を通し、小規模事業の事業譲渡における課題を実感したことから、2020年1月にニホン継業バンクを公開。地域の後継者課題の解決に取り組んでいます。

https://kkhr.jp/

配信元企業:ココホレジャパン株式会社

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ