第33回日本映画批評家大賞の各受賞タイトル・受賞者が発表され、最も優れた映画作品に贈られる作品賞には塚本晋也監督『ほかげ』が選ばれた。監督賞は『波紋』の荻上直子監督、主演男優賞は『Winny』の東出昌大、主演女優賞は『波紋』の筒井真理子、助演男優賞は『月』の磯村勇斗、助演女優賞は『正欲』の新垣結衣に決まった。

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 日本映画批評家大賞は、1991年水野晴郎が発起人となり、淀川長治、小森和子といった映画批評家たちによって設立された、映画人が映画人に贈る映画賞。第33回となる今回は、2023年公開の日本映画作品のなかから、映画批評家たち選考員の独自の視点によって選定した。

 授賞式は5月22日東京国際フォーラム ホールCにて「進化し続ける力」をテーマに開催される。メイン司会は松尾貴史。授賞式の観覧チケットは、4月10日12時よりイープラスにて販売スタート。

 受賞対象は以下の通り。

作品賞:『ほかげ』(塚本晋也監督)
監督賞:荻上直子監督『波紋』
主演男優賞:東出昌大Winny
主演女優賞:筒井真理子『波紋』
助演男優賞:磯村勇斗『月』
助演女優賞:新垣結衣『正欲』

ドキュメンタリー賞:『ライフ・イズ・クライミング!』(中原想吉監督)
アニメーション作品賞:映画『窓ぎわのトットちゃん』(八鍬新之介監督)
新人監督賞:金子由里奈監督『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』、工藤将亮監督『遠いところ』
新人男優賞(南俊子賞):アフロさよなら ほやマン』、黒崎煌代『さよなら ほやマン』
新人女優賞(小森和子賞):花瀬琴音『遠いところ』

脚本賞:上田誠『リバー、流れないでよ』
編集賞(浦岡敬一賞):今井大介『#マンホール
撮影賞:芦澤明子『スイート・マイホーム』

松永文庫賞(特別賞):八丁座

ゴールデングローリー賞(水野晴郎賞):木野花『バカ塗りの娘』
ダイヤモンド大賞(淀川長治賞):小林薫『バカ塗りの娘』

※塚本晋也監督の「塚」は旧字体が正式表記

第33回日本映画批評家大賞メインビジュアル