カリフォルニア州の民家で、設置された監視カメラがピューマの姿を捉えた。大型肉食動物が住宅街に出没するのは一大事で、警察はすぐにその居場所を特定しようとしたが、なかなか見つからない。しかし捜査の結果、目撃されたのはピューマではないことが判明した。警察がFacebookなどで“無害な正体”を報告すると、「確かにピューマに見える」「ピューマと見間違えることなんてある?」など様々な声が寄せられたという。米ニュースメディア『FOX 13 Tampa Bay』などが報じた。

先月26日午前7時、米カリフォルニア州サンフランシスコの住民から「ピューマが監視カメラに映っていた」と、サウス・サンフランシスコ警察に通報が届いた。大型肉食動物であるピューマ住宅街に姿を見せたということは、住民が遭遇してしまう危険がある。

2月には同州ロサンゼルス郡ラ・バーンで、民家の裏庭にいた飼い犬がピューマに襲われる瞬間がカメラに捉えられ飼い犬は何針も縫うほどの大けがしており、その被害は人のみに留まらない。

地域の安全を確保するため、警察はすぐにピューマの捜索を開始した。付近一帯を捜し回ったが、ピューマの姿が見つからないどころか、他の目撃情報すらなかった。ピューマの居場所を特定することはできなかったが、周辺に潜んでいる可能性もあることから、同警察は近隣エリアに注意喚起した。

近隣住民らは、ピューマと遭遇するかもしれないと不安に襲われていたが、2日後に同警察はFacebookで「先日に目撃されたピューマですが、実はピューマではなかったことが確認できました」と投稿した。

住宅の間を歩いていたのは、なんと普通の猫だったのだ。ピューマと猫では体の大きさが違うはずだが、今回目撃された猫はかなりぽっちゃりとした体型だったと言い、体格の良いピューマと見間違われてしまったようだ。

ピューマサンフランシスコの湾岸地域に生息しており、普段は人との接触を避けて行動しているため目撃するのは珍しいものの、その存在は住民たちも知っている。こうした事実やカメラの角度なども相まって、監視カメラの持ち主や警察はピューマと信じ込んでしまったのかもしれない。

同警察は、「念のために、ピューマと遭遇した場合の対処法をシェアします。もし遭遇したならば、音を立てて自分の存在を知らせ、自身の体を大きく見せるようにしながら、後ずさりをしてください。ピューマはペットに引き寄せられて今回のような民家の裏庭に出没する可能性があるので、ペットのエサを屋外に放置しないでください」とピューマに関する情報をシェアした。

このニュースを見た人々からは、「確かにピューマに見える」「もしかしたら、メインクーンのような大型の猫だったのかも」「うちの猫もピューマと間違えられるくらい大きいよ」といった見間違えたことに理解を示す声のほか、「猫とピューマを間違えるなんてあり得る?」「これはどう見たってただの猫だよ」「メガネを買った方がいいんじゃない?」「カメラのアングルピューマに見えるだけだよ」などと、ピューマには見えないというコメントも寄せられた。

画像は『NBC Bay Area 「Large cat spotted in South SF was not a mountain lion, police say」』『South San Francisco Police Department Facebook「***UPDATE. We were able to confirm the Big Cat was not a mountain lion.」』『Washington County Sheriff’s Office Facebook「Newly released body cam video and 9-1-1 audio from the infamous Roomba Burglary in Washington County.」』『Sammi Jorgensen TikTok「It’s too early」』『Kieran Murray TikTok「What would you have done?」』『Ocean Hour Facebook「Volunteer Kathleen was walking the intercoastal side in Perdido Key…」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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