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 「ポテトが入ってなかった!」という理由で、発砲事件が起きたこともあるアメリカのファストフード事案だが、今回はなんと、「値段が安すぎる!」という理由で銃を取り出した客がいたらしい。

 しかも現場は朝9時のバーガーキングドライブスルーだ。実はこの日はイースター(キリストの復活祭)の祝日で、店ではその日にちなんだキャンペーンの割引価格で商品を提供していた。

 安くて何がいけないんだよ!と思わず突っ込みたくなってしまうが、銃を向けられた店員にとっては、話の通じない客に殺されそうになるという散々なイースターになったようだ。

【画像】 イースターの朝のバーガーキングで事件は起きた

 事件はイースターを迎えた先月31日の午前9時ごろ、オハイオ州にあるバーガーキングで起こった。クリーブランド郊外にあるこの店舗では、イースター(復活祭)に合わせて商品を割引するキャンペーンを行っていた。

 この日、ドライブスルーを担当していた店員のハワード・バーノンさんは、1人の客から「ソーセージと玉子とチーズのクロワッサンを2つ、ソーセージビスケット、ハッシュブラウン」という注文を受けた。

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「割引でお得になる」のがどうしても理解できない客

 合計の金額は約8ドル(1200円)。だが客の男はこの金額に納得できなかったらしい。

 「俺の計算では11ドル(1670円)になるはずだ!」と声を荒らげ、ハワードさんがいくら割引価格だと言っても理解してくれなかったそうだ。

 男はさらに口汚く罵り始めたため、ハワードさんは「もう、何て言ったらいいのかわからない。どうして余計なお金を払いたいわけ?」とお手上げ状態に。

 取材に対し、当時の様子を語るハワードさん。

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「殺してやる!」と店員に銃口を向ける

 やがて男は一度立ち去ったが、再びドライブスルーまで戻ってきて、ちょうど商品を受け取ろうと停車していた車の反対側に自分の車を停めた。

 そして運転席から降りてくると、なんとピストルを持ち出して、窓口にいたハワードさんに銃口を向けたのだ。

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 さらに男は、ハワードさんに向かって「殺してやる!」と凄み、人種に対するヘイト発言をしたという。

 幸いにして、男は引き金を引くことなく立ち去った。ケガなどはなかったものの、ハワードさんは事件のショックから仕事を休んでいるという。

 男は現在も逃走中で、当局は監視カメラの映像を公開して、この男に関する情報を求めているそうだ。

 ハワードさんはテレビのインタビューに際し、次のように話している。

もっと安くなるって説明しているのに、どうしてあんなにキレるのか理解できないよ。イースターの朝の9時から、ソーセージサンドイッチの話で、なんであんなに怒るんだよ。

 おかしい人はどこにでもいるが、実際に遭遇して、さらに銃まで向けられたとなると、ハワードさんの受けたショックトラウマは計り知れない。

 二度とドライブスルーの接客をしたくないと思っても不思議ではないだろう。それでもハワードさんは、「近いうちにきっと職場に復帰するよ」とポジティブに語っていたそうだ。

‘I’m trying to give you a better deal’: Gun pulled on Willowick Burger King employee

References:‘I’m trying to give you a better deal’: Customer pulls gun on Burger King employee for giving him a discount / written by ruichan/ edited by parumo

 
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値段が安すぎる!バーガーキングの割引価格にブチ切れた顧客が店員に銃を向ける