2024年4月10日、韓国・毎日新聞によると、韓国総選挙の投票が行われ、全羅北道の群山市にある投票所で50代の男性が自身の子どもの投票用紙を破り捨てるハプニングが発生した。

記事によると、50代の男性とその子ども(20代)は同日午前10時50分ごろ、群山市三鶴洞の投票所を訪れた。男性は記入を終えた子どもの投票用紙を見て「間違えているじゃないか」と激怒し、用紙を破り捨てたという。

選挙管理委員会は破れた投票用紙を無効票として処理し、50代男性について告発の可否を検討している。現行法上、投票用紙を毀損した場合、1年以上10年以下の懲役または500万ウォン(約55万円)以上3000万ウォン(約330万円)以下の罰金に処される可能性があるという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「子どもが誰を選んでも、本人の考えを尊重するべきだ」「自分と意見が違うからといって子どもの選択の自由を侵害してはいけない。子どもは親のおもちゃなのか?」「1対1で自分の票が無効化されてしまうから子どもの票を破り捨てようという発想…。子どもを所有物と考える親が恐ろしい」「投票しに行って罰金を払って帰ってくるなんて情けない」「2人とも無効処理し、父親には厳しい処罰を」など、あきれた様子の声が多数寄せられた。(翻訳・編集/堂本)

10日、韓国・毎日新聞によると、韓国総選挙の投票が行われ、全羅北道の群山市にある投票所で50代の男性が自身の子どもの投票用紙を破り捨てるハプニングが発生した。資料写真。