俳優の染谷将太、佐藤嗣麻子監督が10日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で行われた山崎賢人(※崎=たつざき)が主演する映画『陰陽師0』(19日公開)の記者会見を開いた。

【写真】茶目っ気たっぷりな笑顔で次作の構想を明かした佐藤嗣麻子

 安倍晴明生誕1100年を記念し、夢枕獏氏『陰陽師』シリーズ(文藝春秋)を映画化。学生時代の晴明(山崎)が源博雅(染谷)から徽子(よしこ)女王(奈緒)を襲う怪奇現象の解決を頼まれ、平安京を巻き込む凶悪な陰謀と呪いが動き出す呪術エンターテインメントとなっている。

 インティマシーコーディネーターやLGBTQアドバイザーが、日本外国特派員協会で会見を行っている。本作では、“呪術アドバイザー”がついている。どんな役割を担っていたかについて、佐藤監督は「陰陽師は実際にいました。実際に使っていただろうことを、知識がある方に監修していただきました」とする。具体的には台本を読み、「ここではこういう呪術を使う」と助言したり、山崎が手で結ぶ印の指導などをしていたという。

 また、シリーズ化について問われると佐藤監督は「もう構想はあって。次も彼(染谷)を苦しめようと思います」とニヤリ。そして、「ヒットしないと次が作れない。応援してください」と呼びかけ、染谷も「その構想を聞いたんですけど、すごく壮大で面白そうなんですよ。なんで自分も大ヒットしてほしいなと思います」と期待していた。

『陰陽師0』記者会見に登場した(左から)染谷将太、佐藤嗣麻子 (C)ORICON NewS inc.