テレビ朝日系ドラマ『君とゆきて咲く~新選組青春録~』(24日スタート 毎週水曜 深0:15)のメインキャストを選出するオーディション『「真剣 SHINKEN」~新選組への道~』にて、俳優・羽谷勝太が、新選組の新人隊士・南無之介(なむのすけ)を演じることが決定した。

【写真】役衣装で笑顔を見せる前田拳太郎&奥智哉

 『君とゆきて咲く~新選組青春録~』は、手塚治虫氏の隠れた名作新選組』を初映像化し、2クール連続で放送する一大プロジェクト。歴史上の人物も多数登場するが、メインとなるのはオリジナルキャラクターとして描かれる2人の若き隊士、鎌切大作(前田拳太郎)と深草丘十郎(奥智哉)。2人は熱い友情で結ばれながらも、時代の波に翻弄され、やがて白刃を交えることになる。

 彼らがたどる過酷な運命を『美しい彼』シリーズで知られる気鋭の脚本家・坪田文と、『未来への10カウント』(テレビ朝日)でメガホンを取った河合勇人が美しくも鮮烈に描写。また、斬新な殺陣パフォーマンスや従来の時代劇にはない流麗な“剣舞”を織り交ぜ、幕末を閃光のごとく駆け抜け、はかなく散っていった新選組隊士たちの青春をいまだかつてない視点とスタイルでエモーショナルにつづっていく。

 『仮面ライダーリバイス』(2021年~2022年)で共演した前田×奥の2人がW主演を務めるほか、簡秀吉、藤岡真威人、阪本奨悟、永田崇人、高野洸らキャストの出演がすでに発表されている。

 そのメインキャストのひとりを決めるべく開催された『人生が変わる、シン・時代劇オーディション「真剣 SHINKEN」~新選組への道~』は、応募総数約800人。ミュージカルや特撮作品への出演経験を持つ新進俳優や、TikTok、YouTubeなどを舞台に活動するタレント、頂点を極めたことのある元スポーツ選手をはじめ、さまざまなバックボーンを持つスター候補が集結。個人演技、殺陣、ダンス、団体演技など約3ヶ月間におよぶオーディションバトルで火花を散らしてきた。

 最終審査では、それまでの試練を勝ち抜いてきた4人が、前田と奥の主演2人も参加して行われた演技審査で激突。俳優歴約2年の羽谷がオーディションの集大成ともいえる熱演を見せて審査員の心をつかみ、メインキャストの座を手にした。

 現在27歳の羽谷は、登録者数180万人超のYouTubeチャンネル『あめんぼぷらす』の“しょーた”として人気を獲得しつつ、2022年からは俳優としても活動を開始。日曜劇場『下剋上球児』(2023年/TBS)にも出演している。

 羽谷は「オーディションで選ばれたときは頭が真っ白になって何も考えられなかったのですが、俳優をはじめたときから時代劇にはずっと出たいと思っていたので達成感とこれから始まるぞっていうワクワクがどんどん込み上げてきて、とにかくうれしかったです」と、出演が決定したときの心境を告白。

 南無之介の心情を深く理解するために“役作りノート”を作成していることも明かし、「脚本には描かれていない、南無之介とほかのキャラクターとのストーリーや思い出を日記のように書いているんです。それを彼のバックボーンとして生かしながら演じています」と、役柄に向き合っていることを語った。

オーディション『「真剣 SHINKEN」~新選組への道~』で合格した羽谷勝太(C)テレビ朝日