昨夏の「VIVANT」から1年ぶり、二宮和也が7月クールのTBS「日曜劇場」に帰ってくることが明らかになった。2018年に放送された二宮主演ドラマ「ブラックペアン」の続編で、ワケあり天才外科医を演じる。

 実はドラマの話題以上に、嵐のファンをざわつかせたものがある。二宮が自身の公式Xに4月7日に投稿し、8日に集計した「二宮和也のファンクラブ」アンケートだった。

〈実現するかは別としてアンケート取らせて下さい!!!〉

〈ファンクラブあったらなぁ……〉

 と書き出した投稿で、ファンクラブ立ち上げを歓迎するか、現状維持かをファンに問うたのだ。

 二宮は昨年10月24日深夜、日付が変わる直前に旧ジャニーズ事務所を退所したと発表。最後に嵐のファンクラブサイトに動画をアップし、

「個人で活動していく決断をさせていただきました。僕は明日からも嵐です。これはこの先ずっと嵐がある以上、嵐なのでそれはもう安心していただきたい。また嵐が再開する時はもちろん、メンバーとして活動を一緒にやっていく」

 そう言って、嵐の活動再開を誓っていたのだが…。

 今回の個人ファンクラブアンケートには別の意味があると、女性誌記者は言う。

「嵐はご存知の通り、2020年12月31日をもって無期限の活動休止に入っています。それでもファンが年間4000円のファンクラブ会費を払い続けているのは、嵐が再結成した際のドームツアーチケットの優先販売枠を期待してのこと。活動休止前の嵐のライブは日本で最も取りにくいチケットと言われ、新国立競技場の倍率は23.6倍でした。ですが、ニノが個人ファンクラブを立ち上げるのであれば、『嵐の再結成』『ドームツアー』は絶望的とも受け取れます。ニノが個人的にライブ活動やファンクラブイベントを考えている、ということですからね」

 アンケートには275万件のアクセスがあったのに対し、二宮の投稿への「いいね」は4万件。アンケートに答えたのはアクセス数の10%に満たない23万5232人だった。投票も「いいね」もクリックせず、アンケート結果が出るのを固唾を飲んで見守っていた嵐ファンも多いことが伺える。

 集計結果は賛成71%、現状維持が29%だった。

 もし賛成派が全員、新しいファンクラブに入ったとしたら…。会費をこれまでと同じ4000円と想定すると、年間収入試算額は6億6000万円超え。さらにソロライブ、ファンクラブイベント、物販のビジネスチャンスが広がる。嵐全盛期のファンクラブ収入の推定額120億円にはさすがに及ばないが、ソロ活動で年商6億円なら十分すぎるだろう。

 冒頭のドラマ「ブラックペアン」で二宮演じる主人公は「患者は100%救うが、仲間(医師)は再起不能まで追い詰める、孤高で非情な外科医」というキャラ。二宮本人も孤高のソロ活動を始めるのだろうか。

(那須優子)

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