トイレットペーパーを使い終えると芯が残りますが、トイレのゴミ箱にポイッと捨てている人も多いでしょう。ガーデニングが趣味の人は、この芯を捨てずにとっておきましょう。『育苗ポット』として大活躍しますよ。

トイレットペーパーの芯の活用術

使い終わったトイレットペーパーの芯はどうしていますか。何かに使えそうだと思って取っておいても、結局使い道がなくて捨ててしまったという経験もあるかもしれません。

トイレットペーパーの芯を有効活用する方法をInstagramで紹介しているのは、さくらsakura_ethical)さんです。さくらさんは、地球に優しい暮らしを目指すための知恵やアイディアを多数投稿しています。

さくらさんは、トイレットペーパーの芯を『育苗ポット』として使っているようです。その方法は、いくつかためておいた芯を並べて、土を入れて種を植えるだけです。

土が詰められたトイレットペーパーの芯

専用のものではありませんが、それでも芽も出て、根もしっかり伸びてくれるそうですよ。

土から植物の芽が出ている様子

この育苗ポットのメリットは、紙でできているため、畑や花壇にそのまま植えても、そのうち分解されて土に還るということ。

トイレットペーパーの芯を土に植え替えている様子

ポリポットだと植え付ける時に取り外しが必要なため、土が崩れてしまうことがありますが、トイレットペーパーの芯でつくったポットなら、その心配はありません。

土から生えている植物の芽

育苗ポットを使うメリット

そもそもなぜ育苗ポットを使ったほうがいいのでしょうか。育苗ポットを使うメリットも覚えておきましょう。

苗が管理しやすい

育苗ポットは1本ずつ管理できるため、水やり管理や日照管理、温度調整もしやすくなるのが大きなメリット。

また、畑に種を直接まくと雨や風、病害虫などの被害によって、苗が十分に育たないこともありますが、育苗ポットなら簡単に移動できるため、外部環境による生育の阻害から守ることができるのです。

効率よく苗を育てられる

育苗によって発芽が促進されるため、収穫も早くなります。また、植え替えてからの成長速度のばらつきも抑えられるでしょう。

省スペースでたくさんの苗を管理できる

育苗ポットは小さくて場所を取らないため、省スペースで多くの苗を管理できます。

トイレットペーパーの芯を野菜や花の育苗ポットとして再利用する方法を紹介しました。芽や根がしっかり成長し、植え付けの際もそのまま土の中に入れられます。管理もしやすいので、育苗ポットで苗を育てようとしている人はぜひやってみてくださいね。

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[文・構成/grape編集部]

出典
sakura_ethical