2024年4月11日、韓国・釜山日報はこのほど、「日本と韓国がタッグを組んだドラマが続々と制作されている」と伝えた。

記事によると、坂口健太郎とイ・セヨンはCOUPANG PLAYドラマ「愛のあとにくるもの」で共演する。同作品は、主人公の青木潤吾が留学生のチェ・ホンと出会い、恋と別れを経験し、5年後に韓国で再会するストーリー。韓国のムン・ヒョンソン監督が演出を手掛けている。俳優だけでなく、制作全般にわたって日韓が協力するという点で注目を集めているという。

また、小栗旬とハン・ヒョジュは現在、日本のネットフリックスのドラマ「ロマンチックアノニマス」の撮影を行っている。同作品は10年に公開された同名フランス映画を原作としたもの。対人恐怖症だがチョコレートに関しては天才的な才能を持つショコラティエと、チョコレート店の社長とのラブストーリーを描いたラブコメディーで、月川翔監督が演出を務めている。

記事は「最近放送された日本ドラマ『Eye Love You』に主演した韓国俳優チェ・ジョンヒョプは今、日本で『ヒョプさま』と呼ばれるほどホットな人物の1人になっている」とし、「同作品は日本で爆発的人気を得たが、日韓が協力したことで両国の日常や文化が細やかに描かれたことが人気の要因の一つだ」と説明。その上で「日韓共作ドラマの制作はシナジー効果を発揮し、日韓双方にとってメリットがある」とし、「韓国の制作会社にとっては、飽和状態の韓国市場を超えて日本に市場を拡大でき、日本にとっては、世界で認められているKコンテンツの力を借りて注目されるチャンスが得られる」と説明している。

韓国の制作会社関係者は「韓国内の制作費は限られており、日本から制作投資を受ければ規模を大きくできる」「日本と韓国から人気の高い俳優をキャスティングするため、グローバルOTTを通じて日韓コンテンツを楽しんでいる世界の視聴者を需要層とみることができる」などと話したという。

韓国のネット上では「愛のあとにくるもの」への期待の声が目立ち、「早く見たい」「今一番楽しみなドラマ」「美男美女カップル」「この組み合わせが実現するとは」「このドラマはかなり楽しみ」「『Eye Love You』と比較して見るのも面白そう」などの声が寄せられている。

また、「(『Eye Love You』が)少ない投資でそこまでの反響を得られるなら、似たようなドラマがさらに出てきそう。韓国人男性のイメージアップにつながるのはやっぱりドラマだ」との声や、「韓国が今の日本ドラマから得られるものって?韓国が技術を教えるだけになるのでは?」と懸念を示す声も見られた。(翻訳・編集/堂本)

11日、韓国・釜山日報はこのほど、「日本と韓国がタッグを組んだドラマが続々と制作されている」と伝えた。資料写真。