一気に詰まった全チームの差 ベスト4入りをめぐる4チームの激突/麻雀・Mリーグ

 Mリーグ機構は、「朝日新聞Mリーグ2023-24」セミファイナルシリーズ4月11日の第1試合に出場する4選手を発表した。まだ2日間・4試合を終えたばかりだが、レギュラーシーズンのポイントが半減したこと、上位が負け下位が勝ったことで、一気に6チームの差が詰まることに。今日出場の4チームは3~6位で、ファイナルシリーズ進出条件のベスト4をめぐる熱い戦いだ。

【中継】ポイント大接戦!下位4チームの直接対決

 現在3位のKADOKAWAサクラナイツだが、5位・KONAMI麻雀格闘倶楽部との差はわずか37.9ポイントしかない。1試合の着順次第であっさり変わってしまう程度で、リードと呼ぶには心許ない。2シーズンぶりのファイナルに向けては、先発・岡田紗佳(連盟)が絶好調だったレギュラーシーズンの勢いを見せられるか。

 同2位の赤坂ドリブンズも、状況はほぼ同じ。レギュラーシーズン2位通過も、ポイントが半減した後に成績が下降すると、作っておいたはずの貯金はあっさりと消えてしまう。むしろリードなどなかったものとして、ゼロからのスタートとして仕切り直してもいいかもしれない。浅見真紀(最高位戦)もレギュラーシーズンはマイナスだったが、これも忘れて思い切り打ちたい。

 5位のKONAMI麻雀格闘倶楽部は、ボーダーライン下に落ちたとはいえ、1試合でひっくり返せる差であれば、むしろ追う立場の方が気分的には楽かもしれない。もともと攻撃的な選手が揃っていることもあり、前に出ていく方が勢いにも乗りやすい。あとは短期決戦で風に乗る選手をいかに早く見つけられるか。伊達朱里紗(連盟)はレギュラーシーズンで4着回避率1位だったが、ここではトップを狙い撃つ。

 6位のEX風林火山も、トータルプラスポイント。いかに6チームが激戦状態かがよくわかる。3~6位の直接対決でもあり、2試合の結果次第では、先日急浮上した渋谷ABEMAS同様に、ごぼう抜きの展開も十分に起こり得る。二階堂瑠美(連盟)も、前回トップだった妹・二階堂亜樹(連盟)に続く日またぎの“姉妹連勝”を飾りに行く。

4月11日第1試合】※成績はレギュラーシーズン

赤坂ドリブンズ・浅見真紀(最高位戦)個人25位 ▲107.2
EX風林火山二階堂瑠美(連盟)個人18位 ▲18.8
KADOKAWAサクラナイツ岡田紗佳(連盟)個人6位 +212.0
KONAMI麻雀格闘倶楽部伊達朱里紗(連盟)個人5位 +215.3

4月9日終了時点での成績】

1位 U-NEXT Pirates +344.4(4/20)
2位 渋谷ABEMAS +124.2(4/20)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +93.1(2/20)
4位 赤坂ドリブンズ +91.4(2/20)
5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +55.2(2/20)
6位 EX風林火山 +36.0(2/20)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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