スリムなサイズ感がたまらない無印良品の「手塗りヌメ革 L字財布」をじっくりチェック

【無印良品】大注目の新シリーズ「手塗りヌメ革」の財布は素材感もつくりもすごかった!/編集長のお墨付き『コレ買いです』Vol.51の画像一覧

モノ・トレンド雑誌売上No.1「MonoMax」の編集長・奥家が、今一番気になるモノやトレンドを紹介する連載企画。今回はスリムなサイズ感がたまらない無印良品の「手塗りヌメ革 L字財布」をじっくりチェックしました!

手塗りならではのナチュラルな質感がたまらない!

無印良品 手塗りヌメ革 L字財布 ¥4,990(税込)

無印良品
手塗りヌメ革 L字財布
¥4,990(税込)
W10.5×H9.2×D2㎝

今回ご紹介するのは、たくさんの「いいモノ」が揃う無印良品において今春の新作として登場した「手塗りヌメ革 L字財布」です。これがまたいい感じでした! その魅力はズバリ、「素材」と「サイズ&収納構造」にありました。

今回新しく採用された「手塗りヌメ革」最初に目を引いたのが、革の風合いです。

今回新しく採用された「手塗りヌメ革」は、その名の通り牛のヌメ革に手塗りによる染色を施したもの。職人がひとつひとつ手塗りしていますから仕上がりは1点1点で異なっていて、それがナチュラルな味わいになるわけです。じっくり観察すると刷毛で塗ることによる微妙な濃淡が浮かび上がって見えて、ハンドクラフト特有の温もりであったり透明感であったりを感じることができました。色合いもクリーンな印象で、めっちゃキレイでした。

また、しっとりとしていて手に吸い付くような感触もよかった点。財布は革小物のなかでも特に手に触れる機会が多いアイテムですから、手触りもかなり重要なポイントになります。

シンプルな切り目仕上げ革の自然な風合いを活かすべく、シンプルな切り目仕上げを採用しているのも特徴でしょう。しかも裁断されたコバ部分は、無着色の仕上材を薄く塗布するのみに留めたのもシンプルさを強調していますし、その革本来の色合いもちょっとしたアクセントになっていました。

キャッシュレス派に最適なサイズ&収納構造!

薄さに驚くサイズや収納構造といった仕様についても好印象でした。何かというと、現代のスタイルにぴったりだということです。本連載のVol.49でもお話しましたが、近年はキャッシュレス化の流れを受けて財布の役割やニーズも大きく変わりつつあります。そうした中にあって、この「手塗りヌメ革 L字財布」はスマートに財布を持ち歩きたいと願う人に最適な選択肢となるような仕様になっています。

まずは、その薄さ。カタログスペックとしてはマチ幅2㎝とありますが、ファスナーのスライダーあたりが嵩高なだけで、大部分はもっとスリムに感じました。

表裏で生地を切り替え、かつササマチ状の側面を組み合わせた作りスリムさを保つための工夫は、縫製にも。二つ折り財布のように1枚の革を曲げて収納部を包み込むのではなく、表裏で生地を切り替え、かつササマチ状の側面を組み合わせた作りにすることでフラットな形状を実現していました。

ジャケットのポケットに入れてもシルエットに響きにくい これだけスリムだとジャケットのポケットに入れてもシルエットに響きにくく、気軽に扱えますね。パンツの前ポケットもいけます。

オープンタイプのコインケースを設置内部には、オープンタイプのコインケースを設置。ナイロン製のため薄く、軽量に仕上がっています。

コインケースを仕切りに、折りたたんだ紙幣とカードとを左右で分けるのがよさそう。持ち歩く小銭はほんの数枚か、現金支払いでお釣りが出たときのみに所持するくらいという、キャッシュレスユーザーにちょうどいい収納量だと思います。

【総評】無印良品の新たな人気シリーズになる予感!?

定番化が期待される無印良品の小物としては本連載のVol.16でもご紹介した「イタリア産ヌメ革」シリーズも味わい深く、経年変化が楽しめる素材として人気ですし、革のような質感でありながら原料の一部にトウモロコシオイルを使用した合成皮革の「植物由来の原料を使った」シリーズも知られているところ。

参考:
無印良品の“ヌメ革財布”に惚れ惚れ、この出来でU8000円は驚き!/編集長 奥家の「コレ買いです」Vol.16

今回の「手塗りヌメ革」は、それら既存のシリーズにはない特徴を持つものとして定番化するんじゃないかと思っています。

問い合わせ:無印良品 銀座
TEL:03-3538-1311

公式webサイトはコチラ

構成/横山博之 撮影/村本祥一(BYTHEWAY) スタイリング/小林知典

【無印良品】大注目の新シリーズ「手塗りヌメ革」の財布は素材感もつくりもすごかった!/編集長のお墨付き『コレ買いです』Vol.51