映画『あまろっく』(12日より兵庫県先行、19日より全国公開)で、江口のりことともにW主演を務める中条あやみが11日、阪神甲子園球場にて行われた阪神タイガースVS広島東洋カープでファーストピッチセレモニーを行った。

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 場所は兵庫県にある、野球の聖地であり今年100周年を迎える「阪神甲子園球場」。ホームチームであるタイガースを鼓舞するチアリーダーTigers Girlsのダンスに場内が沸く中、中条が『あまろっく』全国公開の日となる“4.19”の背番号を背負ったユニホームで登場した。スタジアムを埋め尽くす大観衆から大きな拍手で迎えられ、中条は笑顔で手を振ってこたえてマウンドへ。緊張のあまり、左足をあげるのか右足をあげるのか、わからなくなってしまったようだったが、最後は持ち前の長い手足を活かした綺麗な投球フォームで、ノーバン投球に成功した。

 中条にとっては、2022年10月の日本シリーズ第2戦のオリックスVSヤクルト戦以来となったファーストピッチ。「緊張してしまって右足で投げるのか左足で投げるのか、甲子園球場でのファーストピッチということで気合が入りすぎてパニックになってしまったんですが、練習通りにノーバンで投げることができて良かったです」と笑顔で振り返った。

 続けて「ああ見えて、けっこう練習はやらせていただいた(笑)」としながらも、「3回ぐらい投げて大丈夫だったので、余裕を感じてしまってマウンドに上がったんですが、最初は全然投げるタイミングがつかめなくてびっくりしました」と苦笑い。それでも、得点をつけるなら「最初のドタバタは置いておいて(笑)、ノーバンで投げられたので100点」ときっぱり。

 初めて上がった甲子園のマウンドは「マウンドに上がっていく時に空の綺麗さに圧倒されました」と感想を述べ「たくさんの人が応援と共にこのマウンドに上がったんだと考えて、とても神聖な場所に上がらせていただいているんだと幸せな気持ちになりました」と感慨深げ。「六甲おろしを歌えるぐらい」阪神タイガースの試合は観ているという大阪出身の中条だが「大阪で育っているので、阪神のニュースはいつも気になっています」と付け加え、阪神の試合観戦には「ずっと行きたい」と思いながらも、「行けていない」そうで、「野球と球場に詳しい方に連れて行ってもらいたいです」と笑顔で語っていた。

 昨年、阪神が日本一になったことには「すごく驚いた」そうだが、「地元の友人のSNSに一斉に「阪神勝った!」と上がったのを見た時は、私はやっぱり関西出身なんだと感じました」と回顧。今年のタイガースに期待することは「やっぱり勝ってほしい」と言い、「岡田監督の「おーん」が何よりも楽しみです」と笑顔で付け加えた。

ファーストピッチセレモニーを行った中条あやみ(C)2024 映画「あまろっく」製作委員会