髪は人の印象を大きく左右する大切なパーツ。ツヤがあってキレイな髪は清潔感も左右します。人に会う機会が増える春だからこそ、髪をしっかり手入れしようと思いつつも、朝は何かと大忙し……。そこで見直したいのは夜、寝る前のヘアケア。ヤーマン5月2日に発売する「ナイトリペアアイロン」は、夜のヘアケアをサポートするヘアアイロンです。

○髪を補修する成分の浸透を助けるヘアアイロン

美容機器メーカーとして知られるヤーマンは、美顔器やヘアケアのアイテムを多く手がけています。今回の新製品「ナイトリペアアイロン」は、夜に使うことでトリートメント類の美容成分が髪に浸透することを助けるという点が大きな特徴。価格は38,500円です。

モードは、シャンプー後にインバストリートメント(濡れた髪に使うトリートメント)を使ったとき用の「ディープトリートメントモード」、ドライヤーで乾かしたあとに使う「ナイトリペアモード」、日常的なヘアセットに使う「ストレートモード」の3つ。

使用頻度の目安は、ディープトリートメントモード(1回約10分)が週に1~2回、ナイトリペアモードとストレートモードが毎日です。
○髪の補修を助けるヘアアイロンって? 同じヤーマンの「シャインプロ」との違いは?

ナイトリペアアイロンは、超音波振動と低温ヒーターという2つのプレートを備えています。毎秒約100万回の超音波振動が、美容成分や補修成分を細分化して髪の内部に浸透することを助けます。そして低温ヒーターによって、ディープトリートメントモードで約50℃、ナイトリペアモードで約90℃、ストレートモードで140℃/160℃/180℃と、幅広く温度を設定できます。

なかでもナイトリペアモードの「90℃」にはこだわったそうで、浸透効果が高い温度でありながら、髪にダメージを与えにくいバランスを研究したとのことでした。

ヤーマンのヘアケアアイテムには、トリートメントの浸透をサポートする「シャインプロ」(2021年10月発売)という製品があります。シャインプロはインバス専用で浸透トリートメント製品です。

一方のナイトリペアアイロンは、インバストリートメントとアウトバストリートメントの両方に使えて、さらにストレートスタイリングもできる、1台3役という点が異なります。ヤーマンの担当者によると、「サロン施術を自宅でもというニーズのみならシャインプロをオススメします。一方、ドライヤーで取りきれない髪のクセに悩んでいる、ダメージが蓄積している、髪質の改善やスタイリングの時短といったニーズがある――といった場合は、ナイトリペアアイロンが向いています」とのこと。目的に合わせて選べますね。
○日本人の髪は太く、クセがつきやすい

ヤーマンの調査では、寝グセ直しにかかる時間は1日平均で約10分。あくまで人種的な傾向として、日本人の髪は太いためクセが目立ちやすく、ガンコで扱いにくい傾向が。これから梅雨になると、湿気によるうねりやクセも気になりますよね。

発売前のモニター調査によると、ナイトリペアアイロンを使うことで補修が手塗りよりも浸透し、乾燥、パサつき、うねり、広がり、ダメージ、寝グセといった髪のトラブルが減ったという声が多く集まったそうです。また、キューティクルの浮きやめくれを抑えるため、髪が余分な水分を含みにくい「疎水性」が高まるとのことで、「雨の日でもクセがつきにくい髪」になることにも期待が持てます。起きたときにスッと指通りの良い髪だと、朝の準備も簡単になりますし、「1日がんばろう!」という気持ちにもなりますね。

肌用の化粧品だけでなく、髪用のオイルクリームなどでも、夜に使うものが増えています。朝と比べると、夜のほうがパックやマッサージなど、ちょっと手間をかける余裕がありますよね。ナイトリペアアイロンは、そんな夜の自分時間にプラスできそうなアイテムです。筆者は髪のパサつきとうねりに悩んでいるので、実際にナイトリペアアイロンを使うとどれくらい効果があるのか、機会をみて試してみようと思っています。

伊森ちづる 家電・家電量販店ライター。家電量販店の取材や家電メーカーの取材、家電製品のレビューを中心に活動。売り手、メーカー、ユーザーという3つの視点で家電を多角的に見るのが得意。雑誌、ニュースサイト、ラジオ、シンクタンク、自治体での情報提供など、多方面で活躍中。最近は、テクノロジー×ヘルスケア、テクノロジー×教育などにも関心あり。趣味は音楽鑑賞(クラシック)とピクニック。 この著者の記事一覧はこちら
(伊森ちづる)

画像提供:マイナビニュース