DJIは、FPVドローンDJI Avata 2を発売した。希望小売価格は以下の通り。

機体単体
Fly More Combo(バッテリー×1バージョン)
DJI、「Avata 2」「Goggles 3」「RC Motion 3」発売説明写真
Fly More Combo(バッテリー×3バージョン)

DJI クリエイティブ ディレクター Ferdinand Wolf氏は次のようにコメントしている。

前モデル(日本未発売)が発売された2年前、弊社は、今まで経験したことのないような臨場感溢れるFPV飛行体験をユーザーの皆様に提供しました。前モデルをベースに再設計されたDJI Avata 2は、今回、簡単なフリップ、ロール、ドリフト操作に対応し、誰でも、まるでプロのような飛行を体験することができます。

複雑な操作をほとんどせずに、誰でも最高レベルのFPV飛行を楽しめる、そんな機会をユーザーの皆様にお届けすることができ、嬉しく思っています。

迫力の瞬間を、高画質で撮影

Avata 2は、前モデルよりも大きなイメージセンサーを搭載した1/1.3インチCMOS 超広角12MPカメラを採用し、ダイナミックレンジが広がり、低照度環境でも優れた撮影性能を発揮する。155°のFOVを実現する超広角レンズにより、他の従来のカメラドローン映像とは異なる、ユニークな視点での映像や迫力の飛行映像を撮影することができる。

カメラは、没入感あふれる写真や最大4K/60fpsでのHDR動画に加え‌1‌、2.7K/120fpsでのスローモーション映像も撮影可能。DJI Avata 2は、10bit D-Log M カラーモードに対応し、明部・暗部ともに精細なディテールまで捉え、後編集にて、細部まで再現することができ、合理的なカラーグレーディングを実行することが可能としている。

優れた安定性

激しい動きの飛行をしたとしても、DJI Avata 2は、パワフルなアルゴリズムとDJIのフラッグシップ 安定化技術で、シャープかつ安定した映像を撮影できる。DJIのRockSteady機能により、高速での飛行や強風下での飛行でも、全体的な映像の揺れを取り除き、HorizonSteady機能により、ドローンが鋭いターンをしたり、劇的に揺れ動いたりしたとしても、ドローンの撮影映像は常に水平をキープし続けられる。

さらに、EIS設定をオフにしている間、Avata 2は、オフラインでの安定化ツールGyroflowに対応し、後編集にて映像ブレをさらに補正することができる。

包括的な安全機能

Avata 2は、軽量の一体型プロペラガードを搭載し、さらに機敏な動きが可能になり、狭い空間でも自由に動き回ることができる。

予想外の出来事が起きたとしても、RC Motion 3のロックボタンを押すだけでドローンを停止することができるため、安心して飛行できる。加えて、ドローンのバッテリー残量が低下した際や信号ロストが発生した際に、自動RTH(Return-to-Home)機能が起動し、幾重もの安全対策が設けられている。

デュアル魚眼センサーにより、低高度や屋内でも、優れた安定性と安全性で飛行することが可能。

ドローンが逆さまの状態になっても、タートルモードを使えば、すぐに飛行を再開できる。タートルモードがオンになっている場合、逆さまの状態のドローンは、自動的に自身でひっくり返り、離陸時のポジションへと戻ることができる。

長時間飛行で、限りない自由を

Avata 2は、最大飛行時間23分を誇り、PD急速充電に対応。迅速に充電して、すぐに飛行を再開することができます。さらに、新しくなった2WAY充電ハブ1は、集電機能を搭載し、複数のバッテリーの残った電力を、残量の一番多いバッテリー に移動し、窮地の状況でも予備バッテリーとして使用できる。

新しいO4映像伝送は、最大13km(日本:10km)の映像伝送距離、わずか24ミリ秒の伝送遅延、1080p/100fpsの高解像画質、そして、最大60Mbpの伝送ビットレートを実現する。4つのアンテナを使用する2T4Rアンテナ設計(2つのトランスミッター、4つのレシーバー)を採用し、強力な耐干渉性を発揮し、パイロットは、安心して飛行に集中することができる。

飛行の興奮を共有

FPV飛行の興奮を、今まで以上にスムーズに共有が可能。DJI Goggles 3に表示されているAvata 2からのライブ映像を、DJI Flyアプリで見ることができ、最大5m離れた他のデバイスに転送することもできる(日本国内など5.8GHz周波数帯が利用できない地域では、Wi-Fi経由でスマートフォンへの画面共有に対応しない。この機能を使用するには、有線接続することをおすすめしている)。さらに、オーディエンスモードでは、ケーブルを使用して、ライブ映像をディスプレイや別のGoggles 3に共有することも可能。

撮影も編集も、シームレスに

Avata 2は、46GBの内部ストレージを搭載し、1080p/60fpsなら約90分間の動画を保存でき、各飛行でのベストな瞬間を撮り逃すことはないという。Wi-Fi接続を介して、使用スマートフォンにファイルをクイック転送できるので、後編集や完成後の作品共有を非常に効率よく行うことができる。

LightCutアプリで、ワンタッチ編集

Wi-Fi経由でDJI Avata 2をLightCutアプリに接続すると、撮影した動画をアプリ上で直接編集でき、アプリから動画をダウンロードする必要はない。ワンタッチ編集機能を使えば、高品質のコンテンツを簡単に作成できる。

購入前に、飛行トライアル

DJIストア アプリをダウンロードすると、Virtual Flightセクションで、誰でもAvata 2をバーチャル飛行してみることが可能。

優れた互換性

新製品のDJI Goggles 3とRC Motion 3は、Air 3とMini 4 Proとも使用することができる。Goggles 3と一緒に、RC 2やRC-N2のような従来の送信機を使用して、ドローンを制御することも可能。

自分に合ったセットを選べる

DJI Avata 2は、複数の販売形態とアクセサリーに対応する。

  • DJI Avata 2 Fly More コンボバッテリー ×1)
    DJI Avata 2 ドローン、Goggles 3、RC Motion 3などを同梱。このコンボを購入すれば、Avata 2を使用して、没入感あふれる飛行をすぐに始められる。
  • DJI Avata 2 Fly More コンボバッテリー ×3)
    DJI Avata 2 Fly More コンボバッテリー ×1)と比較すると、この拡張コンボには、追加で2WAY充電ハブ ×1、バッテリー ×2、スリングバッグ ×1が同梱され、より包括的なセットアップとなり、バッテリー残量を心配することなく、より多くの飛行シナリオを楽しむことができる。
  • DJI FPV 送信機 3
    ノーマルモード、スポーツモードに加え、DJI FPV 送信機 3にはマニュアルモードを搭載。このモードは、洗練されたスキルを習得し、極めたい上級パイロットにぴったりのモードとしている。
  • DJI Avata 2 NDフィルターセット
    ND 8/16/32フィルターが同梱され、様々な照度条件に対応でき、適切な明るさとコントラストを確保し、より上質な映像で撮影しめる。
DJI、FPVドローン「Avata 2」発売。FPV飛行初心者でも、プロレベルの飛行スキルを実現