株式会社トラース・オン・プロダクト(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:藤吉英彦、以下「当社」)は、加賀FEI株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:塚本剛、以下「加賀FEI」)へ、当社が開発した日本市場に向けたAIによる電力削減ソリューション「AIrux8」(以下、「AIrux8」)を2024年4月より日本における戦略販売パートナーとして提供開始いたします。

1.本件の背景及び内容

 我が国における電気料金をはじめとしたエネルギー価格の高騰と、環境への影響を最小限に抑える取り組みは、業種を問わず全ての企業にとって喫緊の課題となっております。また、エネルギーコストの削減と環境保護は、SDGsの推進においても中心的な役割を担っております。AIrux8は、企業でのエネルギー使用をより効率的にし、環境に与える負担を軽減する、まさに画期的なソリューションであり、戦略販売パートナーと共に、日本市場に向けた導入を推進してまいりました。

 そのような中、当社は、2023年1月より、加賀電子株式会社(以下、「加賀電子」)へAIrux8の提供を開始いたしました。その後、実際にAIrux8のお客様への導入及びその効果を加賀電子と確認すると共に、加賀電子本社におけるエネルギーコスト削減、AIrux8をお客様ご自身が実際にご体感いただく場所として、加賀本社本社への導入も完了いたしました。その結果、日本国内においてもAIrux8の消費電力削減効果及びその機能性に関して十分な確認が取れた事から、加賀電子グループの中で設備導入を手掛ける加賀FEIにおいても、2024年4月より新たな戦略販売パートナーとしてAIrux8の本格的な取り扱いを開始することとなりました。

2.AIrux8の特徴

 AIrux8は、天井に設置された人感センサーを組み込んだ「Node(ノード)」と呼ばれるセンサーを通して、施設内の混雑状況や不在状況等のデータを取得し、AIで解析、空調・照明(調光照明)を自動調整し、無駄な電力をカットして省エネにつなげるサービスです。その仕組みは、まずエアコンで室内温度と設定温度をチェックし、次にインターネットから外気温を取得します。そしてNodeセンサーでオフィス内の状況を把握し、その情報をクラウドで解析し、自動でエアコンのON/OFF・温度・風量調節を行います。さらに、お客様の状況に応じて、施設内に設置された調光照明設備とも通信し、各照明のエリアグループ毎に時間帯、営業稼働日、季節により照明の明るさも自動制御します。

  AIrux8を導入することで外気温に合わせて緩やかに温度調整を行うことができるため、消費電力を大幅に抑えることが可能になり、また、人感センサーにより人の動きもチェックできるため、空間の混雑状況に合わせてエアコンや照明のオンオフ、エアコンの温度調節を自動的に行い、無駄なエネルギーをカットすることが可能となります。

3.AIrux8の導入前後の電力消費量削減比較

 1.設定温度を変えず、エアコン起動時のピーク消費電力のみを制御した場合

 2.外気温度(緑のグラフ)が低い日での比較

4.AIrux8の今後の展開について

 現在、AIrux8は、日本市場展開拡大に向けた戦略的な販売パートナーとして加賀FEIをはじめ、多くの企業様との販売パートナーシップが進行しております。当社のお客様へ向けた細かな施設情報のヒアリングにより、その施設に応じた設定・分析提案を柔軟にさせて頂きながら、お客様のオーダーメイドのエネルギー削減を実現できることが当社の強みであり、また、エネルギー削減によるお客様のコスト削減はもちろんのこと、SDGs推進のための環境問題への取り組みのアピールに繋がる点は、AIrux8を導入するメリットとなり、その価値は非常に大きいと考えております。今後も、引き続きAIrux8を当社の主要ソリューションとして、戦略販売パートナーとの提携を強化しながら、日本国内での導入を更に進めると共に、その販売をさらに加速させてまいります。

【加賀FEI株式会社について】

 https://www.kagafei.com/jp/

 近年、従来の予測をはるかに超えるスピードで社会や人の価値観が変化しています。わたくしたちはこうした変化をとらえ、商材およびパートナーの拡大を推進してまいりました。お客様やお取引先様との長きにわたるつながりを大切にし、加賀FEIとしてこれまで以上にお客様や社会にお役に立つ企業として活動してまいります。今後とも何卒変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

【株式会社トラース・オン・プロダクトについて】

 https://www.traas.co.jp/

 当社は、「お客様への“真の価値提供”を第一にモノづくりを通じVirtualとRealを融合 最適化した新しい社会の礎を創造する」を経営理念とし、モノは買う物から、サービス提供に付帯するプラットフォームになるべきであり、モノの価値は物体価値になくサービス価値にあると考えております。当社は、「モノづくり4.0」(当社ウェブサイト「モノづくり4.0」参照)の価値の主体から、本当に求められる製品を0から組上げられる調合士であり、今後の社会が待ち望んでいるサービス価値の提供に貢献してまいります。

 ※IoT ソリューションラボ

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配信元企業:株式会社トラース・オン・プロダクト

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