スペインカタルーニャ州警察「モッソス・デスクアドラ(Mossos d’Esquadra)」が日本時間6日、走行中の車から転落する2歳女児の動画を公開し、シートベルト着用及びチャイルドシート使用の徹底を呼びかけた。女児は奇跡的に軽傷で済んでいたが、動画には大きな注目が集まった。スペインのニュースメディア『El Caso』などが報じた。

スペイン北東部カタルーニャ州リェイダ県で4月初旬、走行中の車の窓から身を乗り出していた2歳女児が、頭から転落する事故が発生した。

女児の家族はスペイン北西部ピレネー山脈東部のサルダーニャで過ごした後、同国北部をドライブ中で、転落の一部始終は後続車の車載カメラが捉えていた。

当時の動画では、白い車の後部座席の窓からピンクの洋服を着た女児が半身を乗り出しているのが見て取れる。

事故が起きたのは白い車が二つに分かれた道を左に進んだ直後で、女児は頭から転落して回転し、仰向けの状態でアスファルトに叩きつけられた。

『El Caso』によると、車の窓からは子ども2人が身を乗り出していたそうで、転落したのは身体が小さい子のほうだったという。また2人ともシートベルトやチャイルドシートは使用しておらず、州警察はこの事故を受け「これらの着用を怠れば、非常に深刻な結果を招く可能性がある」と指摘した。

ただ不幸中の幸いだったのは、女児が奇跡的に軽傷で済んだことで、病院で24時間監視下に置かれたものの大事には至らなかったという。

一方で車を運転していた母親(一部報道では父親とも)は、チャイルドシートなどの着用義務違反、重大な過失を犯した罪などに問われる可能性があるが、その後の州警察の対応については明らかにされていない。

ちなみにこの動画には、次のようなコメントが寄せられた。

「後続車の車間距離が十分でなければ、重大事故に繋がっていた可能性が高い。ラッキーだった。」
「罰金を科し、免許を取り消すべき。」
「衝撃的だ。トラウマになるね。」
「これは怖い。かわいそうに。」
「少しの常識があれば避けられたであろう事故だ。」
「命があってよかったよ。」

なお転落事故といえば昨年12月、18歳男性が駅のホームから足を滑らせ、ホームに入ってきた電車にはねられた。しかし男性はその後、電車とホームの間に落ちて挟まれ、友人らに危機一髪のところで助け出されていた。

画像は『Mossos X「Tan important és portar el sistema de retenció infantil com utilitzar-lo.」』『inramenskoe.ru 「Трагедия на станции МЦД-2 «Курьяново»: парня разорвало электричкой」』『The Sun 「INCHES FROM DEATH Heart-stopping moment woman faints and tumbles off platform under moving train ― but miraculously survives」(Credit: YouTube/ El1 Digital)、「SNATCHED BY MONSTER Shock moment controlling thug kidnaps girlfriend, 19, before she falls from 60mph van & is left ‘unable to walk or talk’」』『Michelle Traynor X「#howth words fail me.」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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