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BMWとリマック、バッテリー供給で提携

クロアチアの自動車メーカーであるリマックが、独BMWの次世代EVにバッテリーを供給することが明らかになった。

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マックは、「これまでで最大かつ最も野心的なプロジェクト」としてBMWとの供給契約の締結を認めた。契約の金銭的な条件は明らかにされておらず、またバッテリーの供給量についても未確認だ。

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BMWの次世代EVにリマックバッテリー技術が導入されるかもしれない。

しかしリマックによると、この契約によってバッテリー工場に新しい「高度な自動化生産ライン」を導入する必要があるという。

クロアチアの首都ザグレブ近郊にあるリマックの生産・研究開発施設の「大部分」は、BMW向けの新型バッテリーの開発と供給に充てられる予定だ。

両社は提携の詳細について「後日」説明するとコメントしている。

マックは2009年に設立された新興企業で、「ネヴェーラ」など高性能の電動スーパーカーで知られている。同社の創業者でCEOのマテ・リマック氏は、今回の提携について次のように語っている。

「20歳のときにガレージでEVに改造した1984年BMW 3シリーズから、わたしの事業が始まりました。そのため、今日のBMWグループとの提携には、完璧なシンメトリーがあります」

「リマックの成長において極めて重要な瞬間であり、ささやかな始まりから、世界有数の自動車ブランドとの長期的なパートナーシップへと発展しました」

「これは、リマックがニッチな高性能サプライヤーから大量生産能力を持つサプライヤーへと移行したことを明確に示すものです」

「リマック・キャンパス(ザグレブの生産・研究開発施設)の開設を含め、当社の事業は絶え間なく成長しており、自動車業界の主要ブランド向けに大規模なプロジェクトを提供する準備が整いました」

今回の提携が、BMWの既存のバッテリー供給体制にどのような影響を与えるかはまだ不明である。

BMWは現在、世界5か所の拠点からEV用バッテリーを調達しており、新たに中国、ハンガリーメキシコ、米国に次世代バッテリー用の生産施設を建設中だ。ドイツでは、EV用バッテリーを組み立てる新工場も建設している。

BMWは2025年以降に次世代EVラインナップ「ノイエ・クラッセ」を導入するが、搭載予定のバッテリーについてはBMW独自のものと説明されている。現在の角柱型セルの代わりに円筒型セルを使用することで、充電速度の向上と軽量化を実現しながら、航続距離は30%伸びるという。

マックがどのようにバッテリー生産に関与していくのか、具体的な内容はわかっていない。詳細については今後の発表を待ちたい。


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