警察官

アメリカ・ユタ州郊外で、野生の豚2匹の捕獲作戦に警察官が出動した。その様子がユニークだと話題になり、ネット上で拡散された。『Yahoo! News』や『Fox News』が報じている。

 

■体を張った捕獲劇

ユタ州ソルトレイクシティ近郊のグランツビル市警察が、郊外の住宅街で数日間逃げ回っていた野生の豚を、苦労の末に捕獲した。

捕獲するにあたり同市の警察官が出動したが、運動能力が高い警察官をもってしても、すばしっこい豚たちを捕まえるのは難しかったという。

警察がFacebook上に公開した動画では、コリー・クーパー巡査が庭を走る豚を追いかけ、アメリカンフットボール選手顔負けのタックルで捕獲する様子が映っている。

サングラスをかけた屈強な警察官は、タックルを仕掛けて豚を力で抑え込み、抱きかかえて確保。直後に豚の悲鳴が聞こえる。

 

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■2日間の攻防の末捕獲

警察の説明によると、2頭の豚はグランツビルのクワーク通りを徘徊しているところを発見された。

警察は市民に「所有者がいれば早急に回収してほしい。そうでなければ費用を払って市が捕獲する」と呼びかけたが、2日たっても飼い主が名乗り出なかったため、やむなく警察官が体当たりで捕獲したのだった。

捕まえた豚たちは、現在は農場で保護しているという。

 

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■ネットでも話題に

警察がこの騒動を伝えるために用意した「豚の事案は解決した。#onlyingrantsville」という一文とハッシュタグはネット上で話題に。動画は一気に拡散され、Facebookでは300万回近く再生された。

ネットユーザーからは「本当にプロのフットボール選手になれるんじゃないか」といった冗談や、「小さな豚を捕まえるのは大変だろう」「豚の悲鳴が面白い」など5,000件近いコメントが寄せられている。

豚を捕まえたクーパー巡査は、実際に高校でアメリカンフットボールプレーしていたそうだ。今回の騒動については、「正直に言うと、捕獲作戦はとても楽しかった」と振り返った。

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■警察官による豚捕獲の瞬間

 

すばしっこい豚を警察官がタックルで捕獲 「フットボール選手になれる」と話題沸騰