佐藤瑠雅と坂井翔のW主演ドラマ「彼のいる生活」(毎週木曜深夜1:05-1:35、TOKYO MX/ABEMAにてリアルタイム放送/TVer見逃し配信あり)の第1話4月11日に放送された。夏川(坂井)とルームシェアを始めた一仁(佐藤)の夏川への思いが随所に散りばめられていて、キュンキュンが止まらなくなった。(以下、作品のネタバレを含みます)

【写真】まっすぐな瞳にキュン…!坂井翔“夏川”を見つめる佐藤瑠雅“一仁”

■「彼のいる生活」とは

同作は、青春BLの名手・宮田トヲルによる同名人気コミックを原作にしたじれったくも胸キュン満載な幼なじみラブコメディー。大学デビューを夢見る平凡男子が疎遠になっていた幼なじみとルームシェアするうちに、幼なじみの好きな人が自分だと知って少しずつ気持ちが変化していくようすを描く“じれキュン”ドラマだ。

幼なじみを一途に想い続ける爽やかなモテ男子・田中一仁役を佐藤、世話好きな性格の純朴男子・夏川涼太を坂井が演じる他、2人の大学の同級生で一仁の元カノ・吉田絵里に森日菜美、吉田と同様に一仁の高校時代からの友人で夏川のよき相談相手となる春名圭太に沢村玲(ONE N' ONLY)が配役されている。

監督は「体感予報」(2023年、MBSほか)の加藤綾佳、脚本は「オールドファッションカップケーキ」でも加藤監督と組んだ宮本武史が再びタッグを組む。また、主題歌は浦島坂田船が担当する。

■夏川は疎遠だった幼なじみ・一仁とルームシェアすることに

大学デビューを夢見る夏川涼太は、幼なじみの田中一仁とルームシェアをすることに。夏川と一仁は疎遠になっていたが、母親同士の仲が良く勝手にことを進められたのだった。一仁は性格良し、ルックス良しで人気が高く、夏川の妹2人は一仁とお近づきになれるとはしゃぐ。

しかし、ルームシェアが始まると、モテ男子である一仁は夏川に彼女と長続きせず、すぐに振られると話す。一仁にはモテる要素しかないと考える夏川は不思議に思い、一仁の振られポイントを見つけることにする。次の日、一仁と夏川はバッティングセンターやインテリアショップなど近所を散策するが、結局一仁の振られポイントは見つけられなかった。

翌日、夏川が発熱してしまい、一仁がベッドに運んでいると夏川は寝ぼけながら一仁の手を握りしめて眠る。朝、夏川が目を覚ますと一仁はひと晩中ベッドのそばにいてくれたのだった。

「俺が女なら普通にときめいてるわ。こんなことされて振られるってなんだよ」と夏川が言うと、一仁は「しねぇよ、彼女にこんなことしたことない。むしろなるべく触れないようにしてたかな」という。そして、一仁は夏川に向き直って「俺が振られるときの決まり文句、『他に誰か好きな人いるでしょ』なんだわ」とほほ笑む。夏川は「へぇ…」と言いつつ、ひそかに「ん?…ん?こんなこと彼女にはしない…」と言って考え込むのだった。

■食い気味に「んなことねぇよ」と否定する一仁に激萌え

一仁と夏川の共同生活のスタートが描かれた第1話だったが、ハイスペックな一仁のほうが平凡な夏川のことを好きなんだと端々から伝わってきて何度もキュンキュンとさせられた。序盤では夏川が一仁に手作りクッキーを渡すシーン。手作りに目を見開いて驚く一仁に夏川は「妹たちが作ったけど、9割は俺が作った」と伝えると、一仁は喜びをかみ締めるようにうなずいてクッキーを見つめる。そして、夏川が「知らない方が良かったか…」と言うやいなや一仁は「んなことねぇよ、嬉しい!」と食い気味に伝える。一仁は夏川に対してどこまで必死なんだとうれしくなった。

中盤のインテリアショップでは夏川がカーテンからふざけて顔を出すと、一仁は夏川に背を向けてニンマリと笑う。夏川のかわいさを我慢できずに一仁が顔をほころばせているのが見て取れて、こちらまで頬がゆるんでしまう。体調を崩した夏川をお姫様抱っこするといった王道シーンもさることながら、さりげないシーンでも随所に一仁の思いが散りばめられていて、さらに胸をときめかせてくれた。

また、一仁役の佐藤は若手イケメン俳優の登竜門と言われる「仮面ライダー」シリーズ出身俳優。バッティングするようすも食べている姿だけでもさまになって、一仁のモテ要素を説得力を持って体現していた。

◆構成・文=牧島史佳

ドラマ「彼のいる生活」第1話より/(C)宮田トヲル・libre/NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン