辻村深月の小説『傲慢と善良』が映画化され、9月27日より全国公開されることが決定。併せて、ビジュアルが解禁された。

【写真】『傲慢と善良』原作発行部数は90万部

 主人公の架と真実はマッチングアプリで出会い、婚約した直後、真実が突然失踪してしまう。彼女を探すうち<知りたくなかった過去とうそ>が明かされていく。そして最後にたどり着く“一生に一度の選択”を描く恋愛ミステリー。

 2019年に単行本が発売され、第7回ブクログ大賞を受賞。2023年には最も売れた小説となり(ジュンク堂書店池袋本店調べ、文芸/文庫新書ジャンル)、発行部数は90万部を突破している。

 映画化に当たり、原作者の辻村深月は「『傲慢と善良』を書いて数年、今も届く読者の皆さんの感想の声の切実さ、多様さに驚いています。それはおそらく、この小説の誰か・何かに皆さんが『自分』を見てくれているからなのでしょう。映画化を通じ、より多く深く、皆さんの心に刺さるものがあることを願っています」とコメントを寄せた。

 ビジュアルには、「婚約者が、突然消えた―。真実なんて、何ひとつ見えてなかった―」のコピーとともに、架と真実らしき人物が窓辺から夜の街を眺めている姿が写し出されている。失踪した真実(まみ)のことも真実(しんじつ)も何も見えていなかったと後悔を示すかのようなコピーだ。キャストの顔ははっきりとは見えないまま…。主人公の架と真実を演じるのは誰なのか?

 映画『傲慢と善良』は、9月27日より全国公開。

映画『傲慢と善良』ビジュアル (C)2024「傲慢と善良」製作委員会