菅田将暉Netflixシリーズ「寄生獣 ザ・グレイ」に原作の主人公・泉新一役でサプライズ登場し、話題を呼んでいる。菅田のコメントと場面写真が披露された。

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本作は、岩明均氏によるベストセラー漫画(講談社刊)をベースに、「新感染 ファイナル・エクスプレス」のヨン・サンホ監督が韓国を舞台に描いたもの。人間を宿主にして勢力を拡大しようと目論み、世界を"人知れず"騒がせている謎の寄生生物=パラサイトが韓国に襲来していたら……。監督の独創的な視線で、パラサイトと彼らを阻止するべく立ち上がった特殊部隊「ザ・グレイ」の激しい衝突が描かれる。

4月5日より配信開始され、3日間で630万viewsを記録し(※views=作品の総視聴時間を作品の総尺で割った値)、Netflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で1位を獲得。日本を含む世界68ヵ国でTOP10入りを果たした。

父親から暴力を振るわれるという悲痛な過去を持つスイン(チョン・ソニ)は、"自分は誰からも愛されない"と思い詰め、ただ生きるだけの毎日を過ごしていた。そんな中、ある事件をきっかけに人間でもパラサイトでもない変種になってしまう。パラサイト"ハイジ"との共生生活を送るスインは、図らずも、「生き残るため」に人類乗っ取り計画を目論むパラサイトたちと、計画に気付き、パラサイトを駆逐しようとする人間たちの争いに巻き込まれていく。

菅田が演じたのは、原作の主人公・泉新一。漫画では日本に飛来したパラサイトに襲撃されるが、脳の乗っ取りを免れ、右手に寄生したパラサイト"ミギー"と共生することになる。実写映画「寄生獣」(14)、「寄生獣 完結編」(15)では染谷将太が同役を演じ、Netflixで配信中のアニメ「寄生獣 セイの格率」では島﨑信長が声を務めた。

菅田は「『地獄が呼んでいる』を見ていたので、ヨン・サンホ監督の作品に出られる嬉しさと驚きがありました。また、小学生の頃に読んだ『寄生獣』の泉新一を演じられるという事で、ワクワクしていました」と話す。本作で韓国ドラマ初出演を果たしたことについて、「撮影している景色としては日本とあまり変わらなかったです。でも、元アニメーション作家であるヨン監督ならではの、現場のシステム作りというものに感動しました」と振り返り、「CGも多い現場だったので、撮影前にアニメーションでイメージ映像を見せてもらい、撮影後にすぐ簡易的に画を繋いで合成パートの確認もしていました。これが今勢いのある韓国ドラマの作り方なのか、と思いました」と驚きを語った。

そして、「日本が誇る名作『寄生獣』をベースにした作品に日本人キャストとして、世界各国に配信される事をとても嬉しく思います。現代社会を反映した作品でもあるので、僕自身も楽しみです。ただのファンタジーでは終わらない作品になっていると思うので、様々な国の方々が観た時の反応が楽しみです」とコメントを寄せた。

新たに公開された場面写真には、"泉新一が登場し右手を差し出す"シーンが切り取られ、この描写には「寄生獣 ザ・グレイ」と原作の世界観が交わっていることを象徴する役割があるという。ヨン・サンホ監督は、「エンディングに登場する『泉新一』と『ミギー』はとても重要な役柄だった」と明かしている。

Netflixシリーズ「寄生獣 ザ・グレイ」は独占配信中。

原作の主人公・泉新一役で登場 Netflixシリーズ「寄生獣 ザ・グレイ」独占配信中/(C)岩明均/講談社