俳優・伊藤沙莉が主演を務める、連続テレビ小説虎に翼』(月~土 前8:00 NHK総合 ※土曜日は1週間の振り返り/月~金 前 7:30 NHK BS、BSプレミアム4K)の第10話が12日に放送され、一瞬だけ登場した“ベテラン役者”に注目が集まっている。

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 第10話は、判決の日。寅子(伊藤沙莉)たちの予想は外れ、妻が着物を取り戻すことが認められる。大喜びする女子部の面々だったが、よね(土居志央梨)だけは「甘い」と怒りを隠さない。裁判には確かに勝ったが、あの女性の受ける扱いは変わらない、と言うよね。寅子は、着物を返還された妻・峰子(安川まり)の「離婚裁判は続くが、最後まで戦う」という言葉に、「法律は盾の ように人を守るためのもの」だと考えるようになる…というストーリーだった。

 ラストには、涼子(桜井ユキ)の母・寿子(筒井真理子)が一瞬だけ登場。「少し日に焼けたんじゃなくって?自分の値打ちを下げてはダメよ?」と静かな圧をかける寿子に、涼子は「…はい、お母様」と小さく答え、完全に萎縮している様子が描かれた。

 視聴者からは「筒井真理子の圧がすごい」「一瞬だけの出番なのに強烈なインパクト」「筒井真理子が母となると一筋縄ではいかない」「涼子ママは毒親かもしれない」「お母様の圧が強すぎるんよ」「怖っ!って声が出たわ」「あのサラリとした言い方に鳥肌が立った」などの声が寄せられている。

 第110作目の連続テレビ小説となる本作は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった女性を俳優・伊藤沙莉が演じ、彼女とその仲間たちが困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子どもや追いつめられた女性たちを救っていく。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子さんの実話に基づく、リーガルエンターテインメントとなっている。

連続テレビ小説『虎に翼』の場面カット(C)NHK