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金麦シリーズなのに“サワー”とは!?

 サントリーが「金麦サワー」を、4月16日から北海道エリアで期間限定で販売すると発表しました。

 金麦といえば第3のビールの銘柄としてメジャーです。でも新発売されるのは金麦“サワー”。金麦だけどサワー、金麦なのにサワー。どういうことでしょう?

 サントリーでは「“サワー”の味わいをビールの醸造技術で実現した」と表現しています。具体的には、「金麦」シリーズのこだわりの素材である「旨味麦芽」を使用する点は従来の金麦から変えていないものの、「レモンドロップホップ」と「シトラホップ」を醸造時に使用することで、麦のうまみに柑橘系の香りを添加しているとのこと。

 レモンドロップホップ、シトラホップともに、ビールの一種であるIPA(インディア・ペール・エール)にもよく使われている素材で、果実のような爽やかな香りが特徴。香料や甘味料を使用せず、自然な味わいを作り上げることにこだわったといいます。

 つまり金麦サワーは、旨味麦芽、レモンドロップホップ、シトラホップという象徴的な素材のおいしさをサントリーの醸造技術で引き出した“サワー的な味わいを持つ、金麦”とも言い換えることができそうです(なお酒税法上の分類は「発泡酒」です)。

北海道では体験イベントも開催!

 4月13日から北海道エリアで放映するテレビCMには、引き続き黒木華さんを起用。「そうきたか。」篇と、「マジか。マジだ。」篇の2篇が用意されています。「金麦から“サワー”が出た」ことに対する驚きを、黒木華さんのリアルな反応を通して描いているとのことで、こちらも商品と併せて注目ですね。

 ビール好きならぜひとも飲んでみたい商品ですが、購入できるのは北海道エリアのみなんですよね。北海道では、4月19日から21日まで、札幌市北3条広場「アカプラ」で「金麦サワー」の体験イベント「STVお花見フェスタ presented byキンムギサワー」も開催されます。金麦サワーと一緒にジンギスカン北海道名物のザンギなども味わえるとのこと。

 サントリーによれば、そもそも金麦ブランドは北海道で強い支持を受けているらしく、同社のビール類で比較したところ、北海道は、全国平均より12%も金麦の人気が高いようなのです。それもあって、北海道限定販売なのでしょうか。

 新発売を記念したキャンペーンも用意されていますが、応募は北海道の居住者に限定されています。そうなってくると、エリア外の人が飲むためには、北海道まで買いに行くか、北海道の知人に頼んで送ってもらうしか方法はありませんが……なんとかして飲んでみたいものです。

北海道エリア限定発売の「金麦サワー」って、一体どんな飲み物なんだ!?