ドイツニュルンベルク - 2024年4月9日 - BlackBerry Limited(本社:カナダ オンタリオ州、CEO:ジョン・ジアマッテオ、NYSE:BB、TSX:BB)は、低レイテンシー、低ジッターと反復可能な決定性をかつてない水準まで高めることで、次世代のロボットシステムに革命を起こすべく、AMDとの協業を発表しました。低価格かつ強力なプラットフォームを通じ、産業用およびヘルスケア用のロボットシステムのパフォーマンス、信頼性や拡張性を強化することで、両社は今後、ロボティクスに特化したハードウェアの「厳格な」リアルタイム機能の重要なニーズに対応していきます。

このプラットフォームは、リアルタイムの基盤ソフトウェアソリューションとQNX(R) Software Development Platform(SDP)に関するBlackBerry(R) QNX(R)の専門知識を、Arm(R) と FPGAプログラマブル ロジック ベース アーキテクチャを兼備する AMD Kria(TM) K26 SOM を搭載したヘテロジニアハードウェア ソリューションと組み合わせたものです。Kriaにより、Arm(R)サブシステムは、QNXマイクロカーネルリアルタイムOS(RTOS)の高度な機能を活用しつつ、ユーザーはAMD Kria KR260 ロボティクススターターキットプログラマブルロジックを使用し、低レイテンシーかつ決定論的機能を実行できます。

両社の統合ソリューションにより、ロボティクスアプリケーションにおいて、センサーフュージョン、高性能データ処理、リアルタイム制御、産業用ネットワーキング、レイテンシーの低減が実現します。さらに、ソフトウェアおよびハードウェアの各コンポーネントのシームレスな統合と最適化により、顧客企業は革新的なロボティクスソリューションの開発プロセスを合理化し、市場投入までの期間を短縮できます。

AMD 産業、ビジョン、ヘルスケア、サイエンスマーケットのシニアディレクターであるChetan Khona氏は、次のように述べています。「QNX Software Development Platformにより、お客様はAMD Kria KR260スターターキットでの開発を迅速に開始でき、ニーズの進化に応じて、他のより高性能なAMDプラットフォームへとシームレスに拡大できます。AMDとQNXの業界をリードする強みを組み合わせることで、イノベーションの新たな扉を開き、これまでの制約を大きく超えるロボティクス技術の未来をもたらす基盤プラットフォームを提供します。」

BlackBerry QNX製品兼ストラテジー担当バイスプレジデントであるGrant Courvilleは、次のように述べています。「BlackBerry QNXとAMDのコラボレーションに基づく統合ソリューションは、ソフトウェアとハードウェアの統合基盤を提供し、リアルタイム性能、低レイテンシー、決定性をもたらします。これにより、重要なロボットタスクの実行時には、常に同一レベルの精度と応答性が保持されます。こうした特性は、自律移動ロボットや手術用ロボティクスなど急成長している産業をはじめ、きめ細かな調整に基づく作業が必要な産業において極めて重要です。AMDと協力することで、これらの最も複雑な課題に対応し、ロボティクス産業の未来を変革するべく、私たちは技術的な進歩を推し進めていきます。」

両社の統合ソリューションは、現在お客様に提供しています。

BlackBerryについて

BlackBerryは、世界中の企業や政府機関向けに、インテリジェントなセキュリティソフトウェアとサービスを提供しています。BlackBerryのソリューションは、2億3,500万台の自動車をはじめ、5億以上のエンドポイントを保護しています。カナダ・オンタリオ州ウォータールーに本社を置く同社は、AIと機械学習を活用して、サイバーセキュリティ、安全性、およびデータプライバシーソリューションの分野で革新的なソリューションを提供しています。さらに、エンドポイントのセキュリティ管理、暗号化、組み込みシステムなどの主要分野をリードしています。詳細については、BlackBerry.comをご覧ください。

BlackBerry QNXについての詳細は、https://blackberry.qnx.com/en をご覧ください。

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