スイス、ジュネーブ2024年4月11日ー 航空分野におけるパイオニア精神で知られるスイスの高級時計メーカー・ブライトリングは、スイスの探検家で環境活動家としても知られるベルトラン・ピカールの最新企画「Climate Impuse」とパートナーシップを結ぶ運びとなりました。今回のコラボレーションでは、長年に渡ってブランドのアンバサダーを務めてきたベルトラン・ピカールによる画期的なプロジェクト「Climate Impulse」にブライトリングが継続的に支援を提供します。このプロジェクトは、水素を動力源とする環境に配慮した飛行機による史上初の世界一周無着陸ゼロエミッション飛行を目指すものです。飛行期間は9日間と見積もられており、成功すれば気候変動の対策に大きな影響を与えると期待されています。

数多くの冒険を経験し、クリーンテクノロジーパイオニアでもあるベルトラン・ピカールとブライトリングの間には長い歴史があります。同氏が1999年に気球による初の無着陸世界一周飛行を達成した、ブライトリング オービターの3度にわたる野心的な冒険ミッションはブライトリングがサポートしたもの。そして今回、新たな冒険として2028年に水素エンジン搭載飛行機による初の無着陸世界一周ゼロエミッション飛行に挑戦するベルトラン・ピカールを、ブライトリングはオフィシャルパートナーとして再び応援します。

ブライトリングの航空史における伝統は、ユイット・アビエーション部門が初期の航空機やパイロット向けに精密なコックピット計器やパイロット用クロノグラフを開発した1930年代にさかのぼります。航空会社の台頭に伴い、ブライトリングは民間航空乗務員に最適な計算尺を搭載したクロノグラフ「ナビタイマー」を発表し、「世界の航空業界の公式サプライヤー」となりました。そして現在、ブライトリングのデジタルおよびアナログ航空時計のプロフェッショナルコレクションは、試験飛行や過酷な条件下でパイロットの相棒として活躍しています。それは、ベルトラン・ピカールチームが挑戦する歴史的な冒険にも必要なものです。

ブライトリングのCEOジョージカーンは、Climate Impulseのミッションをめぐる声明で次のように述べています。「ブライトリングは常に航空業界と共に歩んできましたが、Climate Impulseとのパートナーシップはさらに次のレベルを目指す挑戦となるでしょう。ベルトラン・ピカールとそのチームを支援することで、持続可能な航空の未来を目指します」

ベルトラン・ピカールは世界初のソーラー電力による世界一周飛行となった2016年の「Solar Impulse」など先駆的な業績を残しており、気候変動対策をよりポジティブな方法で世の中に示すことの重要性を強調しています。「エコロジーの捉え方を、自己犠牲や危惧のようなものから、ワクワク感、そして希望を持たせるものに変える必要があります。現実的な解決策を提示すれば、市民や環境活動家、政治家、実業家などが共に手を取り合うことができるようになるはずです」

経験豊富な船乗りでパイロット、そして複合材エンジニアでもあるラファエル・ディネリもこの新企画の冒険に参加します。同氏は再生可能エネルギーとエコイノベーションの専門知識をClimate Impulseプロジェクトに生かし、自身の会社である49Sudによる先進的な航空機の製造を指揮します。

Climate Impulseプロジェクトは未来の航空機の持続可能な代替手段としての水素を動力源とするフライトの可能性を示し、空の交通の分野で革命を起こすことを目的としています。それだけに留まらず、世界を進歩させ、脱炭素化は可能であるという力強いメッセージを発信することもプロジェクトの核となっています。イノベーション、そして協力というビジョンを共有することで、ベルトラン・ピカール、ラファエル・ディネリ、そしてそのチームは、ブライトリングとともに新世代の環境アンバサダーとして再び歴史にその名を刻むことでしょう。

CLIMATE IMPULSEの飛行予定:

・ 2024-2026年: 飛行機の製造

・ 2026-2027年: テスト飛行

2028年: 史上初の世界一周無着陸飛行

クリーンな水素エネルギーによる史上初の世界一周飛行についての詳細は Climate Impulseをご覧ください。

ベルトラン・ピカールについて

経験豊富な探検家、精神科医、そしてクリーンテクノロジーパイオニアとしても知られ、イノベーションと冒険を組み合わせて現代の大きな課題に挑み続けています。成層圏と深淵のどちらへも到達した伝説的な探検家一族に生まれたベルトラン・ピカールは、気球による無着陸世界一周と、近年では燃料を一切使わないソーラー飛行機による世界一周という2つの航空分野における初の偉業を達成し、歴史にその名を刻みました。経済成長の視点からエコロジーを考える先駆者でもあり、2000年代初頭から再生可能エネルギーとクリーンテクノロジーを推進してきた経緯があります。精神科医と探検家という2つの顔を持つ同氏は、エコロジーと経済を調和させる「質的経済」のビジョンを提唱し、人々にインスピレーションを与える講演者として、また主要機関との架け橋としても活躍しています。自身が創設したSolar Impulse財団では1500以上の「効率的な解決策」を生み出すという目標をすでに達成しており、現在政治家や産業界の意思決定者が気候変動に関する目標を達成するための啓蒙活動に努めています。ヒューマニストであり、元国連環境大使という経歴も持つ同氏は、その功績を基に進歩、持続可能性、生活の質の向上を推進し続けています。この3つのテーマは、現在進行形の活動を団結させ、法的枠組みを進化させるために超党派の政治的行動を促す取り組みにも反映されています。水素飛行機プロジェクト「Climate Impulse」は、常に新しい思考と方法を探求するベルトラン・ピカールの新たな挑戦です。

ブライトリングについて

1884年に設立されたブライトリングは、スイスを代表する時計メーカー。近代のクロノグラフを発明し、ナビゲーションツールウォッチパイオニアとなった革新的な企業です。現在もカジュアルで包括的かつサステナブルな高級ブランドとして、世界で260以上のインダストリアルロフトインスパイアされた店舗を展開しながら、新境地を開拓しています。ブライトリングのコレクションは空、陸、海へのあこがれを追求し、ブランドの確立されたモダンレトロスタイルを貫いています。すべてのムーブメントがCOSC認定クロノメーターであることは、その卓越した品質を証明しており、ブライトリングはマニュファクチュールキャリバーを製造する数少ない独立系時計メーカーの1つです。ブライトリングは現在、より良い素材、より良い製造、より良い包装、エンドツーエンドのトレーサビリティにより、素晴らしい製品と体験を生み出すという使命を遂行しております。伝統的な時計製造と最新の最もサステイナブルなイノベーションが共存しているブライトリングは、長い歴史を誇りながらも同時に時代の先端を行く企業です。

配信元企業:ブライトリング・ジャパン株式会社

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ