機内もすごいんです!

3月31日に羽田に到着

JAL日本航空)の「エアバスA350-1000」の3号機(機番:JA03WJ)が2024年4月12日に就航しました。初便は羽田発ニューヨーク行きJL6便となっており、同日正午前、羽田空港を出発しています。

A350-1000はJALの現在の国内線主力機「A350-900」の胴体延長タイプにあたり、同社にとって、約20年ぶりに導入する長距離国際線むけ主力機です。現在おもに欧米などの長距離路線を担当しているボーイング777-300ERの後継機として、全13機が導入される計画です。

JALのA350-1000の客室はファースト、ビジネス、プレミアムエコノミーエコノミーの4クラスで239席を設置。客室は全面的に刷新が図られており、姉妹機であるA350-900などに採用されている国内線最新仕様のデザインを意識した、「日本の伝統美」をモチーフにしたインテリアに。

たとえばファーストクラスは他の航空会社ではあまり類を見ない、150cm超の高い壁を設置した完全個室型のもの。座席は通常時の「ソファー」モードに加え、半分を座席に半分をベッドとする「シート&シングルベッド」、席をすべてベッドとして使う「ダブルベッド」、計3モードが選択できる個性的な仕様となっています。

また、ビジネスクラスも、同社史上初の扉付き個室タイプのものが導入。プレミアムエコノミークラスには、背もたれを引き起こす際の乗客の負担を大きく減らすべく、世界の航空会社では初となる、電動リクライニング機能を備えるなど、最新鋭の座席が導入されています。

3号機は3月31日フランス・トゥールーズから羽田空港に到着しました。なお、3号機の導入を背景に、羽田~ダラス・フォートワース線へもA350-1000が就航予定です。こちらの投入予定日は、4月17日からと公開されています。

A350-1000の3号機(画像:JAL)。