4月10日にZOZOTOWN主幹の初アワード『ASIA STAR ENTERTAINER AWARDS 2024 in JAPAN Presented by ZOZOTOWN』(以下、『ASEA 2024』)がKアリーナ横浜で開催。アジアを代表するトップアーティストが集結し、華麗なパフォーマンスを繰り広げた。当日の写真ともに大盛り上がりだったライブステージの一部をレポート!

【NCT WISH】

『ASEA THE BEST NEW ARTIST 』を受賞したNCT WISHはこの記念すべきアワードのオープニングで、少女時代の「Genie」、SHINeeの「Lucifer」、SUPER JUNIORの「Sorry, Sorry」、東方神起の「呪文 -MIROTIC-」、EXOの「Glowl」をメドレーで披露。MCの少女時代のユリ、SHINeeのテミンも見守るなか、デビューからわずか2ヵ月足らずで『ASEA 2024』のトップバッターという大役を務めた。

ライブステージでは真っ白な衣装で登場し、「Hands Up」「WISH」をパフォーマンス。それぞれカッコよさと可愛さを見事に表現し、アイドルとしての伸び代を感じずにはいられなかった。

【INI】

INIは『ASEA THE BEST PERFORMANCE JAPAN』を受賞。木村柾哉はトロフィーを持って、「初の開催となる授賞式で、このような賞を頂けたこと本当に光栄に思います」と笑顔。「そしていつも近くで支えてくださっている関係者の皆様、愛と元気と幸せをくれるMINI(※INIのファンダムネーム)のみんな、いつもありがとうー!」と爽やかなスピーチを行った。

ライブステージではスクリーンにINIの文字が大きく映し出され、彼らが登場すると、会場に割れんばかりの歓声が響いた。1曲目にパフォーマンスしたのは「LEGIT」。そして曲と曲の繋ぎの部分では、圧巻のダンスブレイクを披露。予想していなかったうれしい流れに客席は大興奮だった。ラストの「DROP」ではグループの存在感を見せつけ、会場にいた人々を熱狂させていた。

【TOMORROW X TOGETHER】

アワード第1部のトリを飾ったTOMORROW X TOGETHER。『ASEA GLOBAL K-POP LEADER』『ASEA THE BEST PERFORMANCE (Group) 』『ASEA ARTIST OF THE YEAR』『ASEA THE PLATINUM』と、『ASEA 2024』で最多となる4冠を受賞した。MCを務める2PM・テギョンが「皆さん騒ぐ準備はできましたか?」と煽ると、白いスモークと共にTOMORROW X TOGETHERが登場。「INTRO + Déjà vu」でTOMORROW X TOGETHERのステージの幕が開けた。

幻想的な演出によって彼らの美貌がさらに引き立ち、会場は歓喜。儚さと美しさが同居した、TOMORROW X TOGETHERにしか表現できないステージだった。一方、「I'll See You There Tomorrow」のパフォーマンスではポップな曲調に合わせ花火が吹き上がり、ファンも大盛り上がり。また、受賞時では、「MOA(※TOMORROW X TOGETHERのファンダムネーム)の皆さん本当にありがとうございます。大好きです!」(ヨンジュン)、「MOAの皆さん、いつも応援してくれてありがとうございます。これからも頑張ります。大好き!」(ボムギュ)と日本語で喜びのコメントを発表。待機席にいるスビンとテヒョンが密着してハートを作り、それをカメラに抜かれて歓声が起こるシーンもあった。

NiziU】

『ASEA THE BEST STAR JAPAN』『ASEA THE BEST GROUP』を受賞したNiziU。スピーチではミイヒが韓国語を披露するシーンも。一方、リオは日本語で「本日は『ASEA』という素敵なステージでこのような賞を頂けて本当にうれしく思います。このような素敵な賞を頂けたのは、私たちをずっと支えてくださっているスタッフの皆さんや、いつも応援してくださっているWithU(※NiziUのファンダムネーム)の皆さんのおかげだと思います。そして、メンバーも本当によく頑張ったなと思います。これからもこのような素敵な賞を頂けるに相応しいグループになれるように頑張っていきます。ありがとうございました」とコメント。

第2部のライブステージでは、トップバッターを務めた。スクリーンにメンバーのチャット風映像が流れた後、「Memories (日本語ver.) 」のパフォーマンスで幕開け。2曲目の「HEARTRIS」では客席を大いに沸かせた後、ダンスブレイクも披露。最後は「SWEET NONFICTION (日本語ver.) 」をパフォーマンスし、天井から紙吹雪が舞った。

【JO1】

『ASEA THE BEST STAGE JAPAN』を受賞したJO1。彼らの名前が発表されると客席は大いに沸き、メンバーの名前を呼ぶ声が絶えなかった。今回の受賞を受け、リーダーの與那城奨は「このような素敵な賞を頂けてうれしく思いますし、JO1まだまだこれからも頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」と日本語で力強くスピーチ。大平祥生は韓国語で受賞の気持ちを発信した。

ライブステージでは、世界的なK-POPアーティストが見守るなかで、「SuperCali + HAPPY UNBIRTHDAY + Trigger」の3曲をメドレーで披露。パフォーマンス中には、「『ASEA』まだまだ盛り上がっていけますか?」と煽る場面も。一糸乱れぬ群舞で会場を熱狂させ、日本人グループとして確実な爪痕を残した。

TREASURE

『ASEA THE BEST HIP-HOP』『ASEA THE BEST TOURING ARTIST』『ASEA PLATINUM OF WORLD WIDE』で3冠を達成したTREASURE。受賞のスピーチでハルトは、「TREASURE MAKER(※TREASUREのファンダムネーム)の皆さんのおかげで、この賞を受賞できたと思うので、本当にTREASURE MAKERの皆さん、みんな大好きです。ありがとうございます。もっと頑張ります」と日本語でコメント。ヨシは時折、言葉をつまらせながら、「『TREASURE TOUR [REBOOT] IN JAPAN』で、僕たち日本全国で回らせていただいたんですけど、その最終日を、ここKアリーナ横浜で行いました。また同じ場所で素敵な賞をもらうことができて、すごく光栄に思います。世界中にいるTREASURE MAKERの皆さんに会いに行けるようにこれからもたくさん努力して頑張っていきたいと思います。ありがとうございます」と日本語でスピーチし、歓声を浴びた。

ライブステージでは、「BONA BONA + I WANT YOUR LOVE」を披露。力強く、見る者を虜にするパフォーマンスに会場は熱狂し続けた。

【THE BOYZ】

THE BOYZは『ASEA THE BEST STAGE』『ASEA THE BEST TOURING ARTIST』『ASEA THE BEST CONCEPTUAL ARTIST (Group)』を受賞。これを受け、ソヌは日本語で「や〜れやれ。お嬢様。賞をまたもらえて本当に幸せです。本当にありがとうございます」とお茶目なスピーチを披露。すると会場からは「可愛いー!」と歓喜の声が飛び交った。また、ソヌは「4月12日に僕の誕生日おめでとうございまーす!僕の誕生日です!」と日本語で話し、あまりの自由さにメンバーも拍手をしながら大笑い。最後に「THE B(※THE BOYZのファンダムネーム)の皆さん、結婚したいです。よろしくお願いします」と日本のファンに挨拶をした。

ライブステージではソヌがド派手なマスクをつけてギターパフォーマンスを披露する「INTRO + WATCH IT (Rock ver.) 」で華麗に幕開け。ギターを弾くソヌの姿にファンは悲鳴を上げ、会場は大揺れだった。「Breaking Dawn」』ではクールな表情を見せた。

【Stray Kids】

本アワードのトリを務めたStray Kidsは、『ASEA 2024』で大賞にあたる『ASEA THE GRAND PRIZE』のほかに『ASEA ALBUM OF THE YEAR』『ASEA THE BEST GROUP』の3冠を受賞し、スンミンが韓国語で、バンチャンが英語でスピーチ。また、会場にいるファンに向けてバンチャンは「Stray Kids Everywhere All Around The World」と大きな声で呼びかけ。すると客席は「You Make Stray Kids STAY」と呼びかけに反応し、単独コンサート並みの一体感を見せた。

ライブステージでは全観客が彼らの登場を待ちわびるなか、「Super Bowl」でキックオフ。Stray Kidsが現れた瞬間、本アワードで最大級の歓声が起こり、会場は大揺れ。続いて2曲目は「Social Path (Feat. LiSA) (Korean Ver.) 」。本曲の韓国語バージョンを日本で聴けるのはレアなため、ファンのテンションも上がりっぱなしだった。最後は「특 (S-Class)」。迫力あるサウンドに相応しい、キレのあるダンスを披露する度にファンは歓喜。中毒性のあるサビは一度聴いたら忘れられず、全観客が彼らのパフォーマンスに酔いしれていた。また、『ASEA THE GRAND PRIZE』を受賞した際には、アンコールとして「특 (S-Class)」を再び披露。大歓声に包まれながら、うれしそうにパフォーマンスするStray Kidsに泣きながら喜ぶファンの姿も見受けられた。

また、ヒョンジンはステージから降り、ファンサービスを炸裂。思わぬサプライズに悲鳴が飛び交った。他にも受賞時にフィリックスが「STAY(※Stray Kidsのファンダムネーム)ありがとうございます!叫べ!」と天使のような笑顔で日本語を話すシーンも。間違いなくこの日、STAYの数はさらに増えただろう。

Text:近藤加奈子

<公演情報>
『ASIA STAR ENTERTAINER AWARDS 2024 in JAPAN Presented by ZOZOTOWN』

2024年4月10日(土) 神奈川Kアリーナ横浜

出演:TREASURE/TOMORROW X TOGETHER/JO1/INI/TAEMIN/THE RAMPAGE from EXILE TRIBE/Creepy Nuts/TWS/NCT WISH/Stray Kids/DAY6/THE BOYZ/Billlie/STAYC/FANTASY BOYS/NiziU/ATBO

公式サイト:
https://www.asiastarentertainerawards.jp/

Stray Kids