2024年4月11日、韓国・ニューシスは「韓国のTOEIC受験料は4万8000ウォン(約5380円)で、世界のTOEIC実施国・地域の中で最も安いことが分かった」と伝えた。

TOEICは、世界最大の評価専門機関である米国のETSが開発した試験。英語が母国語でない人にとって必要な実用英語能力を評価している。

記事によると、TOEIC受験料が最も高い国・地域はアラブ首長国連邦UAE)で約31万ウォンだった。2位以下にはフランス(約25万ウォン)、ギリシャ(約22万ウォン)、スペイン(約20万ウォン)、ポルトガル(約20万ウォン)が続いた。

アジアでは中国が約15万ウォン、香港が約14万ウォンベトナムが約8万ウォン、日本が約7万ウォンだったという。

また、韓国のTOEIC受験者の10人中8人は年に1~2回試験を受けていることも分かった。昨年のTOEIC受験者のうち、年に1回試験を受けた人の割合は63%に達した。年に2回受けた人は19%、3回以上受けた人は18%だったという。

これに韓国のネットユーザーからは「暇さえあればTOEICを受ける韓国人にとっては4万8000ウォンでもかなりの負担になる」「需要が多いからといって価格を上げるとすぐに代わりのものが出てくるから、韓国は安く設定されているのだろう。それでも他の国の何倍も稼いでいるはず」「就職に最低限必要な能力としてTOEICの点数を求める国は韓国くらいでは?」「他の国では大企業や公企業に就職する場合でもTOEICは必要ない、という重要な情報が抜けている」「TOEICの点数が高くても、英語で討論一つまともにできない。会話すらままならない人もたくさんいる」「TOEICだけでは英米圏の大学の願書も満足に書けない。5万ウォンくらいが妥当だよ」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本)

11日、韓国・ニューシスは「韓国のTOEIC受験料は4万8000ウォンで、世界のTOEIC実施国・地域の中で最も安いことが分かった」と伝えた。資料写真。