高橋一生が主演を務めるドラマ「6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱」(4月13日[土]スタート、毎週土曜夜11:30-0:00、テレビ朝日系※初回は11:00-0:00)の記者会見が4月6日に行われ、高橋のほか、共演の橋爪功、本田翼、宮本茉由が出席した。

【写真】高橋一生、撮影現場の雰囲気を明かす

■ファンタジーホームコメディードラマの続編

同作は、2023年に第1弾が放送された、こじらせまくりな花火師の憂鬱を描くファンタジーホームコメディードラマの続編。

地方都市で代々続く煙火店を舞台に、「すまん…」という一言を残しこの世を去った四代目となる父・望月 航(橋爪)が、なぜかその後、幽霊となって煙火店の跡を継ぐ息子・望月星太郎(高橋)の前に現れる。そこに、人生の岐路に立ち、星太郎に弟子入り志願する謎の女性・水森ひかり(本田)がやってきたことで、男と女、そして幽霊という、奇妙な共同生活が開始される。

前作では、航が幽霊となって現れた真の目的や、星太郎とひかりとの関係性の行方などが、時にミステリアスに、時にエモーショナルに描かれた。そんな航から煙火店を継いだ星太郎だったが、店は今や休業同然で、ひかりは他店を手伝う日々。そんな二人の前に航の幽霊が現れ、さらに “弟子希望” だという女性・ふみか(宮本)も店を訪れるーーという物語が描かれる。

本田翼、新加入の宮本茉由は「オアシスのような方」

「前シーズンに引き続きまして、花火が大好きな、とはいえ周りの人たちの顔色をちょっと気にしてしまいがちな望月星太郎役の高橋一生です」とあいさつした高橋は、撮影現場の雰囲気を問われ「とても良いんじゃないですかね」と回答。

「前作に続いてスタッフの方々もほぼ変わらないですし。キャストも変わらず、さらに新しい方も入って来られて。とはいえ、宮本さんが入られたことで、これまでの3人の会話のリズムみたいなものも新しいものに変化しているところがあって。それはとても面白く、日々芝居をさせていただいています」と、雰囲気の良さを伺わせた。

約1年ぶりの撮影となった今作。今回から参加となった宮本は「ふみかは、1話の途中で突然、星太郎さんに『結婚してください!』って入っていくんです。シーズン1のお三方の絶妙なバランスの雰囲気の中に、どんな風に入っていったら面白くなるのかなと考えながら演じさせていただいて、すごく勉強になりました。休憩中も皆さん優しくお話ししてくださって、すごい楽しい撮影期間です」とにっこり。

そんな宮本の印象を本田は「茉由ちゃんはオアシスのような方。穏やかな水や風が流れているような雰囲気で、やわらかい現場になっています」とコメントし、和やかな撮影裏を明かした。

高橋一生の最近の興味は「巨大なジェンガ

会見の場では、橋爪演じる航が視聴者の方からのお悩み・質問に答える「航さんに聞いてみよう」コーナーの番外編も実施。航だけでなく、星太郎、ひかり、ふみかも含めた4人に聞いてみたい質問やお悩みを事前に番組公式Xで視聴者から募集し、集まった質問が投げかけられた。

本田演じるひかりの元には、新社会人になった視聴者から「早起きの連続で、いつか寝坊するんじゃないかと怯えています。花火以外でドカンと起きる方法を教えていただけませんか?」との質問が。

本田は「これはですね、一生怯え続けます!」ときっぱり。「働いているという以上、これは一瞬ついて回る。寝坊するんじゃないかという恐怖心、これがなくなったときに寝坊します。持ち続けましょう」とアドバイスを送っていた。

そして橋爪演じる航の元には「皆さんでどこかへ一緒に旅行に行けるとしたら、どこに行って何をしたいですか?」という質問が届くも、「みんなで一緒に旅行なんか行きたくないです。考えるのも嫌ですね(笑)。私のことは放っておいてください」と拒否。星太郎を演じる高橋も「この家で充分。望月家が温泉に行くなんて、それはそれで大変になっちゃいそう(笑)」と同意していた。

さらに、本田も旅行先について問われると「高橋さんがジェンガをしたいって言ってましたよね」と裏でのトークを告白。高橋は「巨大なジェンガがあるってご存知ですか? それにちょっとトライしてみたいなと思って。なのでそれをやれるような場所に行くってことですかね」と説明し、旅先を検討していた。

■「それぞれのお芝居の間がとても面白い」とアピール

最後に、それぞれが花火の尺玉に書いた番組の見どころを伝えることに。

高橋は「皆さんがしっかり書いているのを見て、すごく罪悪感を抱いているんですけど…」と前置きしながら“間”と発表。「それぞれのお芝居の間がとても面白いので、ここを見ていただきたい」とアピールした。

続く本田は“深まる謎”。「今回、星太郎さんの思い込みがさらに深くなるんです。深まっていく謎がそこからどんどん発生していくので、ぜひ」と期待感をあおった。宮本は“猫の正体は?”と記入し、「今作は猫が結構出て来るんです。その正体はいかに…というところが関係しているのか、していないのか」とコメント。橋爪は、“功さんからのささやかなおふざけをあなたの心に!”と発表。「ファンの期待を裏切らない」と見どころを話した。

ドラマ「6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱」記者会見に高橋一生、橋爪功、本田翼、宮本茉由が出席した/※ザテレビジョン撮影