パラグアイ代表FWミゲルアルミロン(30)がやはりニューカッスルを退団か。

パラグアイの天才”アルミロン。近年W杯から遠ざかる同国で随一のフットボーラーであり、南米大陸からアメリカMLSを経由してプレミアリーグへやって来た魅惑のアタッカーだ。

中東資本参入前、いわゆる冬の時代からニューカッスルを引っ張ってきたわけだが、クラブが大金を積み、若くて実力も伴った選手を補強するたびに存在感が薄くなり、昨季リーグ戦11得点もうち9得点は前半戦。

”走れる”天才は、いつ何時もチームのために奮闘するが、献身性が結果に繋がらないようになっていく。

今季は公式戦41試合で5得点3アシスト。数字が全てではないし、ケガ人頻発のチームで序列が低いわけでもないが、1月はファイナンシャル・フェアプレー(FFP)への懸念から売却候補にされ、アル・シャバブ行きが合意寸前まで達した。

幸か不幸かニューカッスルに残留も、イギリスフットボールインサイダー』いわく、今夏の退団はより現実的。“かなりの数”のクラブがアルミロンに関心を寄せているといい、評価額3000万ポンド(約57億2000万円)を満たせるクラブも中にはありそうだという。

ニューカッスル視点で捉えても、今夏こそは主力売却でFFP問題を回避せねばならず、そうなるとやはりアルミロンを市場に出すのが確実。パラグアイの天才は新天地へ向かうことになりそうだ。