お笑い芸人、テレビMC、コメンテーター、DJとして活動するふかわりょうと、フリーアナウンサーの鬼頭里枝がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「野菜をMOTTO presents ○○のある生活」(※2024年3月で終了)。普段の生活に“ひと足し”して心豊かになるモノ・コトについて考えていきます。毎回ゲストを迎え、1週間の慌ただしさを癒やしてくれる「〇〇なもの」「〇〇の生活」について伺っていきます。

3月23日(土)、3月30日(土)の放送は、ロックバンド・ウルフルズのフロントマン、トータス松本さんがゲスト出演。ウルフルズ5月25日(土)に恒例の野外ライブ「スマドリでええねん!PRESENTS OSAKAウルフルカーニバル ウルフルズがやって来る! ヤッサ!2024 エンヤコラヤッサッサのサ!!! everything’s gonna be alright」を開催予定です。

3月23日(土)の放送では、トータス松本さんが愛車で運転中に聴く音楽について語ってくれました。


(左から)鬼頭里枝、トータス松本さん、ふかわりょう



アナログとデジタルが共存する世の中になってほしい

ふかわ:今回の放送は、トータス松本さんに選曲してもらっています。選んでいただいたのは何の曲でしょうか?

トータス松本:ルー・リードの「Perfect Day」です。(ドイツの名匠ヴィム・ヴェンダース監督と日本を代表する俳優・役所広司さんがタッグを組んだ)映画「PERFECT DAYS」(2023年/日本・ドイツ合作)でかかる曲です。好きな曲なんやけど、首都高を運転する役所広司さんの車でかかったときに、めちゃくちゃ曲の聴こえ方が変わったんです。

ふかわ:運転中の音楽ってシンクロするところがありますよね。

トータス松本:ね。自分の作品とかもミックスダウン音源などをもらったときは、部屋のスピーカーの前で聴くより、車で何気なくかけたほうが「もっとこうしたほうがいいかな」と気付くんですよね。車っていいですよ。愛車で、気持ちが違うところに行っている状態で聴く音楽って違うんですよね。

ふかわ:そうなんですよね。

トータス松本:サブスクサブスクって言いますけど、こういう曲はレコードかCDを買ってじっくり聴きたいよね。映画のなかで役所広司さんはカセットテープで曲を聴くんですよね。あれがいいんですよ!

ふかわ:カセットテープを巻き戻すとテープがビロッと出ちゃって指で戻したりしましたよね。ああいう感触って大事な気がします。

トータス松本:本当にそう。

ふかわ:スマホで音楽を聴けるのも素晴らしいけど、両方味わいたいですよね。

トータス松本:両方を成立させられる世の中になってほしいですね。


(左から)トータス松本さん、ふかわりょう、鬼頭里枝



番組では他にも、ふかわ初の書き下ろし小説「いいひと、辞めました」(新潮社)を紹介する場面もありました。

<番組概要>
※2024年3月末で終了
番組名:野菜をMOTTO presents ○○のある生活
放送エリア:TOKYO FMK-MIX
放送日時:毎週土曜11:30~11:55(TOKYO FM)、毎週日曜9:00~9:25(K-MIX
パーソナリティ:ふかわりょう、鬼頭里枝
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/maru/
トータス松本「車っていいですよ。愛車で、気持ちが違うところに行っている状態で聴く音楽って違うんですよね」