今年も近づくゴールデンウィーク、おでかけの合間や移動中、はたまた家でゆっくり過ごす時にも、スマートフォンやタブレットで読める電子書籍はぴったり。ウォーカープラスがGWにおすすめする漫画作品の中から、今回は漫画家のぬこー様ちゃん(@nukosama)さんの「一度は接客業を経験したほうがいい理由がこちら」を紹介したい。
【漫画】「一度は接客業を経験したほうがいい理由がこちら」を読む
「専門学校JK」や「人見知り専門家庭教師 坂もっちゃん」などの作品がある漫画家のぬこー様ちゃんさんは、X上やAmazonの無料電子書籍で自身の体験談を絵日記漫画として公開しており、「一度は接客業を経験したほうがいい理由がこちら」は2023年4月に投稿され5.7万件を超える「いいね」をXで集めたエピソードだ。
社会に対して斜に構えていた中学生時代は、コンビニでの会計時に店員だけでなく客側も「ありがとう」と告げるのが偽善だと思っていたというぬこー様ちゃんさん。変な気遣いをされるより互いにドライな関係でいた方がスムーズだと「無言即去り」を徹底していた。だが、時は流れて18歳となったぬこー様ちゃんさんはコンビニアルバイトとして働く側に回っていた。
レジでの接客時、客からの「いつもありがとね～」という何気ない一言に、ぬこー様ちゃんさんは満面の笑みで「ありがとうございました！」と応える――、という体験談だ。ありがとうと声をかけられることの価値に「自分が言われて気づきました」と話すぬこー様ちゃんさんに、同エピソードのこぼれ話を訊いた。
■「せめて対等で」客側と店員側、両方を経験しての思い
――立場が変わることで見方も変わったというエピソードです。ちなみに、コンビニバイトをはじめようと思っていた当初はやはり「お客さんはドライな方がいい」と思っていましたか？
【ぬこー様ちゃん】コンビニバイトはじめた当初はとにかく楽なバイト先を探してました。なので、きっとあの頃はドライな客を求めてたと思います！
――同作で描かれた他にも、店員側として「ありがとう」と言われて衝撃的だった瞬間はありますか？
【ぬこー様ちゃん】雰囲気がヤンキーっぽいお客さんや、コワモテのおじさんにお礼言われたとき、ギャップで感動しました。人間、見た目で判断したらあかんと思いました。
――現在では「ありがとう」を言う派になったとそうですが、今は「無言即去り派」についてはどう感じられていますか？
【ぬこー様ちゃん】無言で去るくらいは全然いいと思うんですけど、お金の渡し方が雑な人や、タメ口の人はちょっと……、と思うところがあります。せめて対等であってほしいです。
――作品への反響への思いや、特に気になったコメントがあれば教えてください。
【ぬこー様ちゃん】賛同コメントがたくさんあって安心しました。やはりありがとうは世界を救う。そう思いました。
取材協力：ぬこー様ちゃん(@nukosama)
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