2号アーチをかけた萩尾、リードオフマンとして定位置をつかむか(C)産経新聞社

 巨人は4月14日の広島戦(東京ドーム)に2-1と勝利をおさめ、阿部政権下では初の6連勝を達成した。

 先発はサブマリン右腕の高橋礼。開幕から安定した投球を見せている右腕は7回2安打1失点と好投。

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 打撃でも1点を追う3回一死後に相手先発トーマス・ハッチから遊撃内野安打で出塁すると、この日は「1番・左翼」で先発出場していた萩尾が高めの変化球をしっかり捉え左中間スタンドに突きさした。自身2号、萩尾にとっては本拠地東京ドームでの初アーチとなった。

 一方、萩尾にとっては期待される役割もある。このところは1番起用が続いており「萩尾&佐々木」の若き1、2番コンビが連日、チームを盛り立てている。

 12日の試合でも6回無死から新1、2番コンビが連打で足がかりを作り、打者11人一挙7得点の起爆剤になった。佐々木は13日に行われた試合でも1点ビハインドの8回先頭の場面、右中間二塁打をマークと攻守にわたって躍動した姿を見せている。

 この1番・萩尾、2番・佐々木、3番・門脇のプロ2年目以内の上位打線はいずれも足を使えるなどスピード感あふれるプレーも持ち味となっている。

 破竹の6連勝の立役者ともなっていることで、今後定着するかも注目となる。

 初の東京ドームでのお立ち台となった萩尾は、最近は1番を任されながら最初の打席を三振していることをまず反省。その初々しさが逆に観客の心をつかんだ。元々6大学の三冠王と走攻守にバランスの取れたプレースタイルが持ち味。最後には「もっと活躍して連勝伸ばせるように頑張ります、応援お願いします!」と声を張り上げた。

 来週からは阪神、広島と敵地での戦いが続く。快進撃を続けられるか、ヤングジャイアンツの躍動した姿を今後も楽しみとしたい

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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