リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、妻から告げられた願望を明かした。14日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が『スカイ』での同監督のコメントを伝えている。

 今年1月に、今シーズン限りでリヴァプール指揮官を退任することを発表したユルゲン・クロップ監督。2015年10月の就任以降、プレミアリーグ制覇やチャンピオンズリーグ(CL)などクラブに数々のタイトルをもたらしてきたドイツ指揮官は、「エネルギーが尽きてしまった」と決断の理由を説明しており、しばらくの間は監督業から身を引くことを示唆している。

 そんななか、クロップ監督は妻から告げられた休暇中の願望を告白。「ウラ(妻)が私にやらせたいことがあって、料理とダンスを習わなきゃいけないんだ」と打ち明け、「『私が休んだら4週間後には仕事を再開してしまうだろうから、休んでほしくないんだろう?』って言ったんだ」と2人のやりとりを振り返った。

 また、「少なくとも朝食くらいは用意できるように、料理の勉強をしなければならない」とコメント。「自分が何をするのかまったくわからないのは人生で初めてだが、それがまさに私が望んでいることだ」と述べつつ、「パンデミックの時はスクランブルエッグを作ったけど、また作り方を忘れてしまった」と明かし、「私はシュヴァルツヴァルトで2人の姉妹と育ったが、私がキッチンの場所を知っていた唯一の理由は、そこから漂ってくる匂いのおかげだったんだ。私はプライベートでは役立たずなんだ」と“仕事人間”な一面をのぞかせている。

リヴァプールを率いるクロップ監督 [写真]=Getty Images