アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋が、アストン・ヴィラ戦に先発する可能性が浮上した。14日、イギリスメディア『フットボールロンドン』が伝えている。

 プレミアリーグ第33節を14日に控えている首位のアーセナル。前日にマンチェスター・シティが勝利したことで暫定的に2位となっている同クラブは、上位争いを展開しながら現在4位につけているアストン・ヴィラと激突する。アーセナルに所属する冨安は負傷の影響もあり、2024年に入ってから一度も先発の機会を与えられていないものの、今週末に行われる一戦ではスターティングメンバーに名を連ねる可能性があるようだ。

 同メディアは、アーセナルが17日にチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝・セカンドレグのバイエルン戦を控えていることから、アストン・ヴィラ戦について「ローテーションの可能性は現実的」と主張。さらに、アーセナルが公開したトレーニング時の写真について触れ、「スモールコートの紅白戦らしき際にオレンジ色のビブスを着た選手が写っており、その紅白戦のチームには先発メンバーが反映されることもある」と説明し、「この場合に(オレクサンドル・)ジンチェンコはビブスを着ているが、冨安はビブスを着ていない。他にビブスを着ている選手にはエミール・スミス・ロウやファビオ・ヴィエイラもいるが、このコンビのどちらかが日曜日の午後に先発する可能性は低い」と述べながら“ビブス未着用組”が先発すると仮定しつつ、冨安の先発を有力視した。

 また、公開された100枚越えの写真の中では、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスの姿が確認できなかった模様。前日には、クラブを率いるミケル・アルテタ監督が同選手について問われた際に、「試合の準備にはあと1日ある。全員が出場できるかどうかは明日わかる。明日、全員が出られるかどうか見てみよう」と口にしていたが、アストン・ヴィラ戦は欠場する可能性が高いと見込まれる。なお、同メディアは、「公開された写真から彼を除外するのはアーセナルの策略かもしれないし、あるいは単に彼が参加しなかっただけかもしれない」と報じている。

アーセナルに所属する冨安健洋 [写真]=Getty Images