国民的脚本家、演出家、映画監督として、これまで日本中にたくさんの笑いと感動を届け、一昨年放送されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では日本中の話題をさらった三谷幸喜が脚本と監督を務める待望の最新映画『スオミの話をしよう』が9月13日(金)より公開となる。このたび、新たに西島秀俊松坂桃李遠藤憲一、小林隆、坂東彌十郎の出演が発表された。

【写真を見る】一人ひとり、かなりタイプの異なる夫たち

中井貴一記憶喪失総理大臣を演じ、興行収入36.4億円の大ヒットとなった『記憶にございません!』(19)以来5年ぶり、映画監督作品としては9作目となる本作。突然行方をくらませた大富豪の妻スオミ。彼女の失踪を知り、夫が住む豪邸に集結したのは、彼女を愛した5人の男たち。しかし、彼らが語るスオミは、見た目も、性格も、まるで別人のようだった。一体、スオミの正体とは?三谷幸喜の真骨頂とも言える、ミステリー・コメディが誕生した。

主人公のスオミを演じるのは、映画やドラマ、舞台と多方面で活躍し、多彩な役柄を確かな演技力で演じ、数々の賞の受賞もはたしている、人気、実力ともに日本エンタメ界を代表するトップ俳優、長澤まさみ。三谷作品には、脚本を務めたテレビドラマ「わが家の歴史」に出演以降、三谷作、演出の舞台「紫式部ダイアリー」や大河ドラマ「真田丸」、「鎌倉殿の13人」に出演するなど三谷からの信頼は厚く、「いつか長澤さんと映画をやりたいと思っていた」と、本作への出演が実現したといい、長澤の三谷映画への出演は、本作が初めてとなる。

そしてこのたび、解禁となった5名が演じるのは、スオミの失踪を知り豪邸に集まった、彼女を愛した男たち。スオミの失踪を知り、彼女の現在の夫である寒川(坂東)の屋敷に、様々な巡り合わせで集う元夫の草野(西島)、十勝(松坂)、魚山(遠藤)、宇賀神(小林)。普通のようで普通じゃない一癖も二癖もある男たちを、西島、松坂、遠藤、小林、坂東という日本エンタメ界きっての実力派俳優陣が魅力たっぷりに演じる。西島、松坂は、本作が三谷作品初出演。

あわせて解禁された特報には、長澤演じるスオミの失踪を知り、豪邸に次々と現れる元夫たちの姿が。ミステリーの始まりを感じさせながらも、同時におかしさもあわせ持ち、早くも三谷ワールドに引き込まれる特報映像となっている。また前作『記憶にございません!』に続き、KEI-COが描き下ろしたティザービジュアルには、ドレスにチャイナ服セーラー服と様々な衣装をまとい、喜怒哀楽の表情を浮かべるスオミの姿が。それぞれのスオミが生き生きと描かれており、困惑した表情の男たちとの対比が、本作への期待値をさらに高めるティザービジュアルに仕上がっている。

スオミ不在のなか、“スオミがどんな女性なのか”を熱く語りあう男たち。スオミはどんな女性で、どこへ消えたのか…スオミの行方に右往左往する、“三谷ワールド”全開な男たちの悲喜こもごものやり取りに期待しよう!

■<コメント>

西島秀俊(草野圭吾役)

「これまで共演者の方々から、三谷組で作品を創り上げる熱量や大変さ、そしてその現場の面白さを伺っていました。今回初めて三谷幸喜監督の作品に参加することになり、新しい挑戦を楽しみにしつつも自分に出来るだろうかという不安もありました。しかし実際に撮影に入ると、監督の圧倒的な演出力、共演者の皆さんの自由でチャーミングな演技に魅了される毎日で、ただただ演技することが楽しい最高の現場でした。そして、最高峰のスタッフの皆さんの豊かなイメージと、それを映像として具現化する力にも驚かされる日々でした。チームの一員として参加できたことを感謝しています。とても面白い作品になると確信しています。どうぞご期待ください」

松坂桃李(十勝左衛門役)

「僕が演じた十勝は自信家で見栄っ張りで、それゆえに人一倍ポジティブ思考の男です。初めて参加した三谷組は、 どんな演出が飛んで来るのか、 キャスト陣との軽妙な掛け合いなど、 毎日、ワクワクなことしかありませんでした。そして、喜劇というものを改めて学ばせてもらいました。長澤さんをはじめキャストの皆様、めちゃくちゃ素敵です。是非公開を楽しみにしていて下さい」

遠藤憲一(魚山大吉役)

「久しぶりに三谷作品の出演がきまり、脚本を読むのがワクワクした。三谷さんの脚本は面白いに決まっている。今回はどんな話だろう?期待を大きく膨らませた。そこでふと思った。三谷作品は絶対に面白いと思われることに三谷監督はどう思っているのだろう。俺だったらプレッシャーに押し潰されてなにもできなくなりそうだ。だから、面白いに決まってるなんて思ってはいけないんじゃないだろうか、今回はちょっとだけ面白いぐらいに思った方がいいのではないか、、、。そして今作『スオミの話をしよう』を読み始めた。面白い!やっぱり面白い!笑った!笑い転げた!撮影が始まると監督はさらに新しいアイディアを生みだしていった。凄い人です、三谷幸喜さんは」

●小林隆(宇賀神守役)

「三谷監督作品は3作目になります。合間にダンスの稽古をはさみつつ、約一ヵ月半の撮影がとても楽しかった。いまだかつてない大役とまわりのメンバーの凄さに最初はたじろいだけど、穏やかな現場ゆえに、いつの間にか落ち着いてやれていました。“監督の人徳”ですね、今回で確信しました。ホントに心地良い現場でした。スオミと新旧5人の夫たちの馬鹿馬鹿しくて可笑しい物語を一刻も早く目撃したい!映画の完成を心待ちにしております」

●坂東彌十郎(寒川しずお役)

三谷幸喜監督の映画作品には初参加で緊張していましたが、監督はもちろんスタッフ、キャストの皆さんが素晴らしく、とても楽しく気持ちのいい撮影期間を過ごすことができました。私も自分の年齢を忘れて思いっきり演じさせていただいたので、筋肉痛になった程です。共演者の方々も最高で、面白い作品になること請け合いです。この作品をスクリーンで観られることをいまから楽しみに、ワクワクしています」

文/サンクレイオ翼

三谷幸喜監督最新作『スオミの話をしよう』西島秀俊、松坂桃李、遠藤憲一、小林隆、坂東彌十郎出演!/[c]2024「スオミの話をしよう」製作委員会