俳優の長谷川博己が主演を務める、TBS系日曜劇場アンチヒーロー』(毎週日曜 後9:00)の第1話が14日に放送され、サプライズで登場した声優キャストに注目が集まっている。

【写真多数】衝撃…”容疑者”を演じた人気パフォーマー

 日本の刑事裁判での有罪率は99.9%と言われている。主人公の弁護士は、残り0.1%に隠された「無罪の証拠」を探し依頼人を救う救世主のような人間ではない。たとえ、犯罪者である証拠が100%揃っていても無罪を勝ち取る、「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士。ヒーローとは言い難い、限りなくダークで危険な人物だ。しかしこのドラマを見た視聴者は、こう自問自答することになるだろう。「正義の反対は、本当に悪なのだろうか?」

 本作は「弁護士ドラマ」という枠組みを超え、長谷川演じるアンチヒーローを通して、視聴者に“正義とは果たして何なのか?” “世の中の悪とされていることは、本当に悪いことなのか?” を問いかけ、スピーディーな展開で次々に常識が覆されていく。日常のほんの少しのきっかけ、たとえば「電車に一本乗り遅れてしまった」「朝忘れ物をして取りに帰った」。たったそれだけのことで、正義と悪が入れ替わり、善人が悪人になってしまう。まさにバタフライエフェクトのような、前代未聞の逆転パラドックスエンターテインメントを届ける。

 ネットが注目したのは、町工場の社長殺害事件の発生当時を再現した“音声”だった。法廷で男性2人の再現音声が流れると、アニメ『ONE PIECE』でも声優を務めている中井和哉(ゾロ役)と平田広明サンジ役)だと即座に気づく視聴者が続出。

 SNS上では「ゾロとサンジ」がトレンド入りし、視聴者からは「ちょい役声優が豪華すぎる」「ビビったw」「日曜劇場、めっちゃ力入れてるやん」「まさかのサプライズ」などの声が寄せられている。

日曜劇場『アンチヒーロー』の場面カット(C)TBS